イメージニクス、コンバーター「CRO-S12IL」とマトリックススイッチャー「UHX-3232」を発売

CRO-S12IL

CRO-S12ILは、HD/3G/6G/12G-SDI信号をIMG.LINK Rev2/Rev1 信号に変換するコンバーター。SMPTE規格の各種信号をIMG.LINK信号のスイッチャー・システムへ接続が可能。入力SDI信号からのアナログ音声デエンベデッド出力と、IMG.LINK出力信号へのアナログ音声のエンベデッド処理にも対応している。音声信号は非圧縮伝送。送受信器間のSDI-HDMI映像音声信号の絶対遅延は2ms以内となっている。

HD/3G/6G/12G-SDI信号を同社オリジナル規格のIMG.LINK信号へ変換する。4K映像対応のRev2規格と、従来のRev1規格をスイッチ変更で動作可能。なお従来Rev1規格では4K映像はダウンコンバート後に送信されるので、従来型の受信器でもフルHD映像として出力される。

SDI信号のアクティブスルー出力機能を搭載。SDI信号入力部には、標準的な全自動ケーブルイコライザー機能を装備している。IMG.Link Rev2伝送では、ロングリーチ動作モードに対応し、同じ同軸ケーブルにて概ね1.5倍の距離を伝送可能にする（通常動作に対して、画質がやや劣化）。

アナログステレオ音声のエンベデット・デエンベデット機能を装備している。動作状態を示す3つの2色発光LED表示と、受信器との協調処理によるオンスクリーン・インフォメーション表示や内蔵テストパターン表示が可能。

UHX-3232

UHX-3232は4K HDMI信号（HDCP1.4/2.2）に対応した32入力32出力のマトリックススイッチャー。フロントパネルにカラー液晶ディスプレイを採用し直感的で見やすいクロスポイント情報や、各種操作・設定メニューの表示が可能だ。入出力数はオプション対応にて4系統単位で調整できる。

HDCPに対応しており、著作権保護されたコンテンツを視聴可能だ。また4KコンテンツをフルHDにダウンコンバートする機能や、LAN/RS-232Cによる外部制御などにより柔軟性の高い映像システムの構築ができる。

4K 60p 4:4:4フルスペックHDMI信号、HDCP2.2, HDCP1.4に対応。入力端子にEDIDエミュレート機能を搭載している。あらかじめプリセットされた内蔵EDID、または出力端子からコピーしたEDIDを選択・設定できる。

最大36ビットまでのディープカラー、および4K HDRに対応。4KからフルHDへのダウンコンバーター機能、YCbCrからRGBへの色変換機能のほか、4:4:4サンプルから4：2：0サンプルへの変換、および4：2：0サンプルから4：4：4サンプルへの変換機能を搭載している。

入力ケーブル補償回路内蔵により4K 60p 4:4:4で、10mの信号受信が可能。誤操作防止のためフロントパネルの操作を禁止できる。また特定のクロスポイントのみ操作を制限することも可能だ。オートシーケンシャル機能では、一定時間で自動的に入力信号を切り替えられる。

入力信号を検出して自動で切り替える機能を搭載。入力信号「なし」から「あり」への変化を検出して、そのチャンネルへ自動的に切り替えたり、入力信号のある一番小さいチャンネル番号へ自動的に切り替えたりできる。操作履歴の自動ログ機能により、ログ情報の取り出しにより操作履歴の確認が可能だ。