Mo-Sys、ジャイロスタビライズ・リモートヘッド「G30」をアップデート

Mo-Sysは、ジャイロスタビライズ・リモートヘッド「G30」をアップデートした。G30は、静粛性を重視した設計で、高精度な動作と優れた手ブレ補正機能、シンプルな操作性を備え、コストパフォーマンスの高いパッケージとなっているという。

新型G30は、ユーザー主導のアップグレードをいくつか取り入れ、従来のヘビーデューティースタビライザーリモートヘッドを根本的に見直したという。45°の高剛性フレーム形状は、最大30kgのカメラ積載量をサポートし、ジンバルロックのリスクを排除するように設計された。

G30のバランシング工程は、革新的なインデックスプランジャーの導入により、さらに改善された。これにより、セットアップ時に各軸を独立してロックオフすることができ、また安全な輸送を支援する。

オペレーターのことを考慮し、3/8インチのアクセサリー取り付けポイントを複数追加したほか、迅速な展開と微調整のために、すべてのスライド部品に計測マークを刻印するなどの配慮がなされている。

右側チルトモーターのスルーホールを拡大することで、ケーブルの保護と混雑を緩和し、より多くのケーブルがセンターを自由に通過できるよう改善された。また、オプションで無線コントロールモジュールを指定できるようになり、最大300mの遠隔操作が可能。

Mo-Sys、ジャイロスタビライズ・リモートヘッド「G30」をアップデート
G30 拡大フレーム
Mo-Sys、ジャイロスタビライズ・リモートヘッド「G30」をアップデート
G30 バランスの改善

G30は、直感的に操作できるデジタル表示コンソールを搭載。自動車産業からヒントを得たデザインで、浅いメニュー構造、現在のパラメータ値を示すクリアなディスプレイ、直接触感で操作できるフィジカルコントロールを備える。パン棒、シネホイール、放送用コンソールなどと組み合わせて使用することで、オペレーターは制作に必要な直感的な反応を得られるという。

Mo-SysのCEOであるマイケル・ガイスラー氏は、次のようにコメントしている。

ガイスラー氏:G30はすでに、撮影者の真のクリエイティブなニーズを満たすものとして高い評価を得ています。このジャイロスタビライザー付き雲台の次世代モデルを開発するにあたり、私たちはユーザーの声に耳を傾け、より簡単なリギング、より直感的な操作、そしてより正確で再現性の高い動きと位置決めを実現しました。

私たちは、撮影監督が常に迅速な撮影を要求されることを知っています。だからこそ、撮影監督が直感的に理解できるツールを提供するのです。