イメージニクス株式会社は、4K 4×1 HDMI SELECTOR&SYNCHRONIZER「US-41RS」を2023年7月に発売する。希望小売価格は税込165,000円。

US-41RSは、4K60p 4:4:4対応の4入力1系統出力2分配のセレクター。HDMI 1.4/2.0規格とHDCP(著作権保護機能)1.4/2.2規格に対応。

出力にはフレームシンクロナイザー機能を装備しており、出力解像度は4K59.94pほか主要な解像度へ統一しての高速疑似シームレス繋ぎ出力が可能。バリアブルズーム拡大縮小機能やマルチ画面構成用の任意位置切り出し拡大にも対応している。
各種動作設定はオンスクリーンメニューで調整可能。

入力回路にケーブル補償機能を内蔵しており、同社製長尺HDMIケーブルを使用して、4K映像にて最長10m(HDMI2.0 18Gbps時)、フルHD映像(D5:1080p60)にて最長30mまでのケーブル補償が可能。

アナログ音声のデエンベデット機能を装備(リニアPCMステレオ音声信号のみ)。入力信号の有無に応じて入力系統を自動選択する動作と、一定時間ごとに入力系統の自動切り替えを行うシーケンシャル動作ができる。

EDIDデータのエミュレーション機能を搭載。4K映像出力時はフルHD映像へダウンコンバートすることが可能であり、ダウンコンバート処理は出力端子側のEDID状態およびHDCP2.2への対応状況により全自動で行う。ダウンコンバート処理は、2分配出力のそれぞれにおいて独立動作するので、「1出力は4K」「もう1出力はフルHD」といった動作が可能だという。

LANからの外部制御が可能であり、テキストコマンド制御のほか、出力解像度の変更やズーム/トリム調整、マルチ画面調整、ライブ操作など同社提供中のCRO-RS22A制御アプリも利用可能。付属の電源ケーブルはロック機構が付いている。