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アドビは、Adobe Photoshop(ベータ版)において、生成AI機能が日本語を含む100以上の言語によるテキストプロンプト入力のサポートを開始した。同時に生成AI機能である「生成拡張(Generative Expand)」が搭載された。

※現在Mac 版Adobe Photoshopの生成AI機能のプロンプトに日本語で入力をする際、変換を確定させるEnterキーを押すとその時点で生成が始まってしまうという問題を確認している。本件は近日中に修正のアップデートをするとしている。

プロンプトの多言語対応により、世界中のユーザーが好みの言語でテキストプロンプトを入力し、クリエイティブなビジョンを具現化できるようになる。多言語でのテキストプロンプト入力は、まだ開発段階だが、今後多くのユーザーのフィードバックをもとに改良を重ね、開発スピートを加速し、さらなる性能強化を目指すとしている。

また、新たなAdobe Photoshop(ベータ版)の生成AI機能である「生成拡張(Generative Expand)」機能は、画像をシームレスに拡張する新しいワークフローで、「生成塗りつぶし」と同じAdobe Fireflyの機能を搭載している。

「生成拡張」の切り抜きツールでクリック&ドラッグ操作をしてアートボードを拡大することで、画像をシームレスに拡大・リサイズができる。「生成」をクリックすると、新しい余白がAIによって生成されたコンテンツで埋められ、既存の画像とシームレスに調和。この合理化されたワークフローにより、ユーザーは生成AI機能を使用したAdobe Photoshopでの制作やアイデア出しを、以前よりも迅速かつ直感的に行うことができる。

「生成拡張(Generative Expand)」の使用例

「生成拡張」機能を使用すると、切り抜きツールでイメージをシームレスに拡張できる。フレーム内に被写体が一部しか写っていない、画像を特定のアスペクト比にしたい、あるいはメインの被写体の収まりを良くするために構図を変えたいような場合、この「生成拡張」を使ってアートボードを広げれば、思った通りの画像を作成できるという。

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生成拡張の使用前 画像提供:Terry White
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生成拡張の使用後 画像提供:Terry White

下のスクリーンショットは、切り抜きツールを選択してオリジナル画像のアートボードの枠をドラッグして広げ、望みのアスペクト比に調整しているところだ。

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画像提供:Jack Taylor

余白にコンテンツを生成する際は、テキストプロンプト入力の有無にかかわらず追加できる。プロンプトの指定なしでコンテキストタスクバーの「生成」をクリックすれば、Adobe Photoshopはオリジナルの画像とシームレスに連続するコンテンツをアートボードの拡張部分に生成する。

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プロンプトを指定してから「生成」をクリックすれば、拡張部分には以下のようにプロンプトの内容を反映したコンテンツが複数バージョン生成され、選択したものが新規の生成レイヤーとして非破壊的に追加される。

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「生成拡張」を使えば、レタッチ作業にかかる時間を減らし、できた時間でさまざまなバリエーションを試したり適用したりしながら思い通りの画像を作成できる。

Adobe Photoshop コミュニティから寄せられた「生成拡張」の使用例

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画像提供:George Jardine
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画像提供:Terry White

ジェネレーティブAIに関してアドビは、この秋にさらにいくつかの新しい発表を予定しているという。