Epic Games、フォトグラメトリーソリューション「RealityCapture 1.3」リリース

Epic Gamesは、フォトグラメトリーソリューション「RealityCapture1.3」をリリースした。

主な特徴は以下の通り。

モデルの再構築とテクスチャリングの高速化

RealityCapture 1.3は、高速のフォトグラメトリーソリューションの一つとしてすでに認知されているが、スピードとパフォーマンスの面で大きく飛躍したという。主な改良点は、モデル再構築の高速化で、モデルのサイズに応じて最大2倍速くなり、テクスチャリングは前リリースより最大3倍速くなった。

改良されたワンクリック・モデル生成

RealityCapture 1.3のリリースにより、クリーンでテクスチャ付きのハイポリモデルや、ベイクされたディフューズと法線マップ付きの簡素化されたローポリモデルを生成するワークフローが最適化され、ワンクリックで生成可能となった。

モザイク処理によるUVアンラップとテクスチャリング

RealityCapture 1.3では、モザイク処理に基づくUVアンラップ処理により、UVアイランドを従来より少なくし、作業時間が短縮されるという。

また、モザイキングベースのテクスチャリングも導入され、メッシュ上の各トライアングルのテクスチャを生成するために、1つのオリジナル写真を効果的に使用し、最終的なテクスチャを形成するためにピースを一緒に組み立てる。その結果モデルのディテールがよりシャープに、よりカラー精度が高くなるという。

Niraへの直接アップロード

建築家やエンジニアなど、非常に大きなモデルを定期的に扱う場合、スマートフォンやタブレットを含むあらゆるデバイス上でのインタラクティブでコラボレーティブなWebベースのレビューのために、巨大な3Dアセットをリアルタイムでレンダリングできるプラットフォーム「Nira」が広く周知されているという。

Niraは高速なモデルアップローダーとマルチスレッドモデルストリーミングを提供。また、RealityCaptureモデルの編集にも使用でき、各要素の最適化やクリーニングを個別に行うことが可能。

RealityCapture 1.3では、既存のSketchfabやCesiumへのアップロードのサポートを補足し、モデルを直接Niraアカウントにアップロードできる。

その他新機能

RealityCapture 1.3のその他新機能は、リリースノートや、Epic Developer Communityのオンラインコースで確認可能。また、ライセンス済みのサンプルデータセットを使って、無料で試すことができる。