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Blackmagic Designは、DaVinci Resolve 18.6.3を公開した。同社Webサイトより無償でダウンロード可能。
今回のアップデートでは、ネットワークフォルダーからのクラウドプロジェクト用のメディアの同期機能を追加した。プロジェクトのオーナーは、Blackmagic Cloud Storeと、ネットワークに接続したストレージドライブやフォルダー間を同期できるようになる。これにより、大量の共有ストレージを使用するハイエンドのプロジェクトでクラウドワークフローの導入が可能になるという。
また、ファイルのアップロード中やプロキシ生成中にスリープモードを防ぐオプションも新たに追加された。コンピューターの設定を問わず、作業の継続が可能。
本アップデートでは、クラウドのプロジェクトライブラリにプロジェクトを読み込む際に表示される新しいダイアログメニューにも対応。読み込みを始める際にメディアやプロキシストレージの場所などのプロジェクト設定を行うように促されるため、最初からプロジェクトの構造を適切に構築できるという。
プロジェクトの書き出しでは、Webプリセットのカメラオリジナルの代わりに、プロキシメディアを選択できるオプションが追加された。不要な処理が減り、書き出しワークフローの高速化が可能。4:2:2 HEIFおよびHIFクリップのデコードにも対応したため、スマートフォンで撮影された高品質のフッテージを使用できる。
さらに、Sonoma 14.1環境におけるポップアップウィンドウの管理、コントロール、イン点とアウト点の領域を適用したクリップで作業を行う際のトランジションの削除、大きなタイムラインをリップル編集する際の速度を改善した。カスタムカーブのソフトクリップを使用する際のHDRイメージの彩度の扱いが改善され、DaVinci Resolve Studioの音声分離を適用したオーディオをバウンスする際のオーディオ同期も向上したという。
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