Blackmagic Designによると、「Fontys University of Applied Sciences」がオランダの研究施設であるMindLabsに、Blackmagic URSA Broadcast G2カメラとATEM Constellation 8Kライブプロダクションスイッチャーを中心とした最先端のテレビスタジオを構築したという。
MindLabsはFontys University of Applied Sciencesの一部であり、最新鋭のテクノロジーや取り組みに接する機会を学生たちに提供しているFontys Journalismの拠点となっている。同校における最もエキサイティングな出来事の一つが、先日完成したテレビスタジオだ。同スタジオは、21世紀のダイナミックなジャーナリズムの世界に学生たちが足を踏み入れる準備ができることを目的としており、インテグレーターであるCue Support BVのサポートの下で構築された。
Fontys Journalismのオーディオビジュアル・ハードウェア技術者のショード・ファン・デン・バーセラー氏は、次のようにコメントしている。
バーセラー氏：十年以上使用していた以前のスタジオは他の目的のために構築されており、その当時は役立っていましたが、刷新が必要なタイミングに達していました。
バーセラー氏：柔軟性と適応性の高さは、急激に変わり続けるメディア制作において極めて重要です。幅広いニーズにすばやく対応できる最新鋭のスタジオは、重要で価値あるものです。これを踏まえて、この新しいスタジオは構築されました。
スタジオのマスターコントロールルームは近代的な制作におけるあらゆる側面を管理している。また、12G-SDIで接続された収録用のHyperDeck Studio HD Miniと、グラフィックおよびオーバーレイ用の3台のHyperDeck Studio Miniが設置された基幹システムがある部屋を接続している。
同新施設では、ATEM Constellation 8KとATEM 2 M/E Advanced Panelが映像のミックスに使用され、Smart Videohub 40×40 12Gルーターが信号の管理と分配を行っている。
バーセラー氏：Constellationでは、将来的にUltra HDやそれ以上のフォーマットに対応できる柔軟性を備えており、しっかりとした基盤の上に成長していくことが可能です。将来的に長く使えることが保障されているのは素晴らしいですね。ATEMには本当に感心させられます。
スタジオでの撮影には、Blackmagic URSA Studio Viewfinder G2を取り付けた4台のURSA Broadcast G2カメラが使用されており、光ファイバーを介してビデオ、電源、通信信号がBlackmagic Studio Fiber ConverterとBlackmagic Camera Fiber Converterで伝送されている。マスターコントロールルームでは、ATEM Camera Control PanelとSmartScope Duo 4Kが制作におけるカラーのモニタリングとリモートカメラのシェーディングに使用されている。
学生がオンラインのスタジオプログラムでコンテンツをアップロードすると、自動的にマスターコントロールルームの適切なソフトウェアとワークステーションに振り分けられ、学生たちが使用できるようになる。
バーセラー氏：スタジオで使用されている専用のスクリプトに加え、ATEMソフトウェアのプリセットは自動化において重要な役割を果たしており、HyperDeckやATEM 2 M/Eパネルのメディアプレーヤーとマクロをコントロールしています。
以前はすべてマニュアルで行っていましたが、このおかげで多くの時間が節約できています。
以前のスタジオでは初代のBlackmagic機器を使用していましたが、ハードウェアは何年も使用できました。これらの機器の耐久性と汎用性の高さのおかげでスタッフが安心感を持って作業でき、その結果、新しいスタジオの構築においてもBlackmagicの製品を使用することになりました。
