富士フイルムは、XシリーズのカメラボディとXFレンズの最新ファームウエアを公開した。各更新内容は以下の通り。
Xシリーズ カメラボディ
FUJIFILM X-H2S Ver.5.10/FUJIFILM X-H2 Ver.3.10
- 動画モードの「タイムコード設定」に「タイムコード同期設定」が追加され、外部機器とタイムコードを同期できるようになった
これにより、ATOMOS社のAirGluアクセサリー(UltraSync BLUE)とのBluetooth経由での接続が可能となる。また、UltraSync BLUEからタイムコードを取得することで、複数台(最大6台)のカメラとタイムコード同期が可能となる。 - ファイルトランスミッターFT-XHとの組み合わせで、リモート録画機能の接続方法や表示機能が改善された
- リモート録画機能を使用する際、カメラに表示されるQRコードをタブレットのカメラアプリで読み込むことでMACアドレスやIPアドレスが自動取得され、簡単に接続設定が行えるようになった
- リモート録画機能に「マルチ」ボタンが追加された。ボタンを押すと画面表示が4分割され、複数のカメラのライブビューを同時に確認できり。1画面に戻すときは、「シングル」ボタンを押す
- リモート録画機能のメニューに「クリーン表示モード」が追加された。「クリーン表示モード」を選択するとライブビューのみ表示
- カメラとスマートフォンをBluetoothで接続したときに、カメラの表示画面にスマートフォンアイコンとBluetoothアイコンが表示されるようになった。
- 下記の対象交換レンズとの組み合わせにおいて、絞り制御のパラメーターを最適化し、ズーム操作中の露出追従性を向上
[対象の交換レンズ]XF16-55mmF2.8 R LM WR:Ver.1.30以降 - その他軽微な不具合を修正
FUJIFILM X-T5 Ver.2.10
- 下記の対象交換レンズとの組み合わせにおいて、絞り制御のパラメーターを最適化し、ズーム操作中の露出追従性を向上
[対象の交換レンズ]XF16-55mmF2.8 R LM WR:Ver.1.30以降 - タッチパネル操作でフォーカスポイントをロックして撮影した場合、稀にLCDモニターのスルー画表示に白い横スジが発生する現象を修正
- 以下の設定条件でクリップオンフラッシュを装着して撮影した場合、フラッシュのLEDキャッチライトが点灯状態になる現象を修正
- シャッター方式:ES電子シャッター
- ドライブ設定:CH高速連写、またはCL定速連写
- LEDライト設定:キャッチライト
- クリップオンフラッシュ(EF-60)を装着し、ES電子先幕シャッターで撮影した場合、シャッター速度との組み合わせによっては正しく同調しない現象を修正
- その他軽微な不具合を修正
FUJIFILM X-T4 Ver.2.10/FUJIFILM X-S20 Ver.1.20/FUJIFILM X-S10 Ver.3.10
- 下記の対象交換レンズとの組み合わせにおいて、絞り制御のパラメーターを最適化し、ズーム操作中の露出追従性を向上
[対象の交換レンズ]XF16-55mmF2.8 R LM WR:Ver.1.30以降 - その他軽微な不具合を修正
FUJIFILM X-T3 Ver.5.10
- 下記の対象交換レンズとの組み合わせにおいて、絞り制御のパラメーターを最適化し、ズーム操作中の露出追従性を向上
[対象の交換レンズ]XF16-55mmF2.8 R LM WR:Ver.1.30以降 - 以下の設定条件で撮影した場合、稀に画像の色調が異常になる現象を修正
- シャッター方式:ES電子シャッター
- ドライブ設定:CH高速連写
- フォーカス設定:レリーズ優先、もしくはMF
- シャッタースピード:1/2.5, 1/5, 1/6
- その他軽微な不具合を修正
Xシリーズ XFレンズ
XF16-55mmF2.8 R LM WR Ver.1.30
- 下記の対象カメラとの組み合わせにおいて、ズーム操作中の露出追従性が向上
[対象カメラ]X-H2S:Ver.5.10以降、X-H2:Ver.3.10以降、X-T5:Ver.2.10以降、X-T4:Ver.2.10以降、X-T3:Ver.5.10以降、X-S20:Ver.1.20以降、X-S10:Ver.3.10以降