株式会社サイトロンジャパンは、同社が取り扱うAnhui ChangGeng Optical Technology(Venus Optics)社の創立10周年を記念して開発された「LAOWA」ブランド初のオートフォーカス機能搭載レンズ「LAOWA 10mm F2.8 Zero-D FF」を2024年4月19日に発売する(2024年2月22日11:00から予約受付開始)。希望小売価格はオープン、予想市場価格は税込150,000円前後。
特長
LAOWAシリーズ初のAFレンズ
LAOWAブランドを立ち上げたVenus Optics社の創立10周年を記念して、初のオートフォーカス機能搭載レンズを開発した。オートフォーカス機能を搭載したマウントはソニーFE マウントとニコンZマウントの2機種(※キヤノンRFマウント、Lマウントはマニュアル仕様)。STMステッピングモーターの採用により、駆動音も静かで素早くフォーカスを合わせることが可能。
フルサイズの超広角
10mmの焦点距離でありながら非魚眼レンズで130°という広い画角は、遠近の空間が視覚的に誇張されるので風景や建築などの撮影に最適だという。非球面レンズ2枚、EDレンズ3枚を含む9群15枚のレンズ構成を採用。色収差の発生を抑えながら画面中心から周辺にいたるまでシャープでコントラストの高い描写を得ることができる。F2.8の大口径により、速いシャッタースピードの選択や低感度のISOを使用することで、低照度下での撮影を可能にし、星景写真にも最適だとしている。
「Zero-D」設計
ディストーション(歪み)を極限まで抑えた「Zero-D」設計を採用しており、LAOWAの広角レンズでは最広角となるZero-D仕様のレンズ。
12cmの最短撮影距離
広角でありながら最短撮影距離はわずか12cmなので、被写体を強調しながらも遠近感のある、マクロレンズのような効果的な撮影も可能。
5枚の絞り羽根と77mm円形フィルター
5枚の絞り羽根により、美しい10点の光芒が生成される。前玉が張り出していないので、77mmの円形フィルターを装着可能。フィルターを使用することで、より撮影したいイメージを実現できるとしている。
軽量コンパクト設計
本体の重さは約420g。ジンバル撮影や130°の広角を活かしたドローン撮影にも最適だという。
製品仕様
焦点距離 | 10mm |
絞り範囲(F値) | F2.8‐F22 |
画角 | 130.4° |
フォーマット | フルフレーム |
レンズ構成 | 9群15枚(非球面レンズ 2枚、EDレンズ 3枚を含む) |
絞り羽根枚数 | 5枚 |
最短撮影距離 | 12cm |
最大撮影倍率 | 0.24倍 |
フォーカシング | オートフォーカス(AF):ソニーFE、ニコンZ マニュアルフォーカス(MF):キヤノンRF、Lマウント |
フィルタースレッド | φ77mm |
サイズ | 約φ82×70.8mm※ |
質量 | 約420g※(レンズフード、レンズキャップを含まず) |
マウント | ソニーFE/ニコンZ/キヤノンRF/Lマウント |
※マウントにより異なる