Cartoni、NABに出展。エンコード式流体ヘッド、Lifto Twin、Pedestals HPシリーズとアクセサリーを展示

Cartoniは、2024年4月13日から17日までラスベガスで開催されるNAB 2024に出展し、エンコードされたフルードヘッドのフルラインを発表する。同社は、フルードヘッド、ジブ、Lambda 25ノダルヘッドにポジショントラッキングを統合した。同統合により、Cartoniはカメラサポート製品にポジショントラッキングを提供する最初の企業となるという。

Cartoni社長兼CEOのエリザベッタ・カルトーニ氏は、次のようにコメントしている。

Cartoniは、10年間にわたり、高精度アブソリュート光学式エンコーダのサポートへの統合に取り組んできたという。エンコーダを回転軸に直接配置することで、Cartoniのサポートは超精密な角度読み取りを保証している。データはシンプルなオープンプロトコルで表示され、あらゆる画像合成ソフトウェアと互換性があるという。

CartoniのエンコードされたEヘッドは、高度な特殊効果、視覚効果、および同様のアプリケーションを支援するだけでなく、リモートカメラの正確なトラッキングを実現し、応答遅延のない無限の精度を保証するという。

位置のメタデータは、どのプロセッサーからもアクセス可能で、バーチャルエンジンと互換性のある特殊な電子インターフェースを備え、レンズから収集された光学データを1つのストリームに統合するCartoni VR Boxによってチャネリングすることもできる。

Lifto 25&Lifto Twin

Lifto 25電動昇降カラムは、垂直方向の動きを追加し、PTZナラティブオプションを強化。静音で、プラグアンドプレイのデバイスは、会議、ショー、スタジオ、宗教行事に欠かせないツールとなっているという。パナソニック、ソニー、キヤノンなどの主要なPTZコンソール用の電子インターフェースを追加することで、1台または複数のPTZカメラのモーションコントロールを優れたレベルに引き上げ、シームレスに統合されたセットアップを可能にするという。

プロのスタジオワークに対応するため、Cartoniは革新的なLifto 25コントローラーを発表した。最大5台のLifto 25ユニットを管理し、スピードの変化を容易にし、コンソール内、または別のゲームコントローラーのジョイスティックやペダルと統合制御する。

また、スタジオのEthernetグリッドを介してリモート接続し、パナソニック、ソニー、SkaarhojなどのほとんどのPTZコンソールとのインターフェースも可能。専用ソフトウェアは、モーション・プログラミングとバーチャル・インターフェースに対応している。

Lifto 25は、Lifto Twinで超高所昇降に対応。ダブル昇降ユニットを連結することで、Lifto Twinは132cmのストロークで440cmに達し、スピードは75mm/sに向上。速度は可変となり、複数のポジションをプログラムし、Ethernet経由で接続が可能。

Pedestals HPシリーズ

Cartoniは、高精度Pedestalsの全シリーズを改良し、手動昇降セカンドステージを導入することで、垂直ストロークの高さ調整を改善。Pedestals HPシリーズは、スライディングローラー機構に新しいデザインを採用し、動作音をさらに低減し、非常に滑らかな動きを実現した。

革新的なアクセサリー

NABでは75/100mmボウルベース雲台用の新しいレールクランプサポートを含む新しいアクセサリーも展示される。ジープやクワッド、その他のプラットフォームには三脚を展開するスペースがないことが多いため、Cartoniレールクランプは、ヘッド/カメラシステムを手すりやトラス、ロールバーに安全に固定することができ、2つの超安全クランプでコンパクトなハイハットをヘッドサポートとして安定性を確保する。リングは、カメラを固定するための安全スチールコードの使用を容易にするという。レールクランプは、スポーツ、サファリ、トレーニング撮影、トレッキング、インタビュー、会議、コマーシャルなどに適している。

またRosette Extenderも展示予定で、フォーカス雲台のパンバーロゼットアタッチメントに固定することで、パンバーと取り付けたカメラの間のスペースを広げることが可能。

45mmを追加することで、パン棒とカメラの間隔が拡張される。Rosette Extenderには、マイク、モニター、ライト、赤外線トラッカーなどのアクセサリーを取り付けるための1/4インチと3/8インチのネジがある。