[NAB2024 Booth]ソニー、「BRC-AM7」を展示。「PTZオートフレーミング機能」や4K60P/4K HDRに対応

[NAB2024レポート]Sony「BRC-AM7」

今年のソニーブース最大の注目展示は、2024年4月11日に発表したリモートカメラシステム「BRC-AM7」だ。

ソニーのPTZカメラは2つのラインナップを展開中だ。今回のBRCシリーズは映像制作をメインとして使える品質を持ったソリューション。もう一つのSRGシリーズは、講義収録や企業の配信向けのソリューションという2段構えを展開している。2023年にリモートカメラシステム「SRG-A」シリーズを発表したが、このPTZカメラの中にAIエンジンを搭載。こちらを使って、人を常に認識をして、ずっと追いかけることを可能にしている。

この機能の特徴は、人を単純に認識するだけではなく、骨格推定なども行っている。通常は顔だけを認識して追いかけると、すれ違いざまにもう1人の前手前の人に移ってしまう。SRG-Aはきちんと顔も認識して特徴抽出しており、交差のきちんと人を追いかけることが可能。激しいダンスシーンにも対応するという。

[NAB2024 Booth]ソニー、「BRC-AM7」を展示。「PTZオートフレーミング機能」や4K60P/4K HDRに対応[NAB2024 Booth]ソニー、「BRC-AM7」を展示。「PTZオートフレーミング機能」や4K60P/4K HDRに対応説明写真
左からSRG-Aシリーズ、FR7、BRC-AM7

BRC-AM7はBRCシリーズのラインナップで、よりハイスペックな映像制作に使用できるPTZカメラとして登場。BRCシリーズとしては初めて4K60PやHDRの撮影にも対応する。また、駆動部分も大幅にブラッシュアップを行い、激しく動いても振動を抑えることができるのも特徴としている。