Atomosは、NAB 2024のAtomosブースでCRI:99、TCLI:98、LEDストリップ型5色HDR LEDプロダクションライト「Sun Dragon」を展示中だ。2000ルーメンの超高輝度を維持し、5mの照明システムは、コントロールとコンフィギュレーション用として、有線DMXとイーサネット、ワイヤレスRF、Wi-Fi、ブルートゥース接続を装備する。
Sun Dragonを使えば、映画制作者は、屋内でも屋外でも、どんなセットやライブイベントにも照明を適応させることが可能だという。HDRとSDRの両方の撮影にフレキシブルな照明を正確に曲げることができる。従来の固定された、重く、扱いにくいフォームファクターの代わりに、高密度5色LEDライトの可動式ストリップ。通常の薄いLEDライトストリップではディフューザーが必要となる、煩わしいマイクロシャドウを、高密度により回避し、相対的な明るさを極めて高いレベルまで高めることを可能としている。
Sun Dragonは、どんな形にも簡単に曲げることが可能。従来の固定型照明では不可能だった正確さで、反射や影を注意深くコントロールすることができる。パネル光源が必要な場合は、Sun Dragonを螺旋状に巻くだけで、パネル光源のように動作できる。 より大きな螺旋はより広い投光範囲を作ることが可能。より密なスパイラルはより近く、より強いビームを形成する。Sun Dragonには、スパイラルキャリーケースが付属し、背面にはメタルマウントオプションを装備。より伝統的なライトパネル用にはマグネット着脱式ディフューザーカバーがある。
従来のLEDストリップは、LEDの品質の悪さのために色や明るさの精度が低く、端から端までの精度が著しく低下するために、撮影現場でのパフォーマンスにばらつきが生じていた。Sun Dragonは、精密な5色配列でこれらの問題を解決し、エンド・ツー・エンドで驚異の2000ルーメンを正確に維持する。忠実な色と明るさを再現できる信頼できるストリップ照明としている。
Sun Dragonは完全防水、防塵、水深1メートルの防水仕様を実現。砂漠やビーチの環境にも簡単に対応できる。また、軽量で、重量はわずか1kg。標準的なパネル・ライトに比べて10倍から20倍も軽量化されているという。
Sun Dragonには、大型ディスプレイとワイヤレス/有線DMXリモートコントロールを備えたアクティブコントローラーが付属する。基本的な設定(明るさ、色、色相など)は、Atomos AirGlu RFデバイスを使って行うことができる。Sun DragonはBluetoothにも対応しており、iPadやiPhoneアプリからのDMXコントロールが可能。現在どのような制御方法を使っていても、Sun Dragonは動作するという。
この新しいライトは、Atomosのモニターレコーダーや新登場のNinja Phoneでコントロールすることも可能。撮影を素早く正確に設定することができるという。即座の視覚的フィードバックにより、特にHDRにおいて重要な確認や再確認が不要になるという。
Sun Dragonは2024年6月に発売予定としている。