イメージニクス株式会社は、コンパクトかつ高性能な4K HDMI 2画面合成機「PIP-U2」を2024年4月に発売する。希望小売価格は税込198,000円。
PIP-U2は、4K HDMI信号の2入力1系統出力2分配の2画面合成機。HDMI 2.0/1.4規格とHDCP 2.2/1.4規格に対応した2つのフレームシンクロナイザーを装備しており、出力は4K@60や主要解像度へ統一し、前段スイッチャー切替を高速疑似シームレス繋ぎする。
各入力端子のアクティブスルー出力端子の装備のほか、合成後の2出力端子は片方を4K解像度でもう片方をフルHD解像度で出力できる。監視システムへの組み込みや動画配信設備用途として最適だとしている。
主な特長
- 4K@60 4:4:4対応の2入力1系統出力2分配の2画面合成機
- HDCP(著作権保護機能) 1.4, 2.2に対応
- 2つのフレームシンクロナイザー機能を装備。出力解像度は4K@59.94ほか主要な解像度へ統一しての高速疑似シームレス繋ぎ出力が可能
- バリアブルズーム拡大縮小機能やマルチ画面構成用の任意位置切り出し拡大に対応
- 各種動作設定はオンスクリーンメニューで簡単設定
- EDIDデータのエミュレーション機能を装備
- 入力回路にケーブル補償機能を内蔵。同社製長尺HDMIケーブルを使用して、4K映像にて最長10m(HDMI 2.0 18 Gbps時)、フルHD映像(D5:1080p@60)にて最長30mまでのケーブル補償が可能
- アナログ音声のデエンベデット機能装備(デエンベデッド機能はリニアPCMステレオ音声信号のみ)
- 入力信号の有無に応じて、入力系統を自動選択する動作と、一定時間ごとに入力系統の自動切り替えを行うシーケンシャル動作が可能
- 4K映像出力時はフルHD映像へダウンコンバートが可能
- ダウンコンバート処理は出力端子側のEDID状態およびHDCP2.2への対応状況により全自動
- ダウンコンバート処理は、2分配出力のそれぞれにおいて独立動作、「1出力は4K」「もう1出力はフルHD」といった動作が可能
- LANおよびパラレル端子からの外部制御が可能
※テキストコマンド制御のほか、出力解像度の変更やズーム/トリム調整、マルチ画面調整、ライブ操作など弊社提供中のCRO-RS22A制御アプリが利用可能