Epic Gamesは、Unreal Engine 5.4をリリースした。このリリースでは、さまざまな業界のゲーム開発者やクリエイターに役立つ新機能の追加、パフォーマンス、視覚的忠実度、生産性の改善が行われた。

バーチャルプロダクションに関するアップデートでは、Unreal Engineのバーチャルカメラツールをアップデートする。バーチャルプロダクションを採用しているシネマ製作者はさまざまな恩恵を受けることが可能。既存のiOSプラットフォームだけでなくAndroidもサポートする。さらに、macOS上のUnreal Engineでも、仮想カメラワークフローが完全にサポートする。また、モバイルアプリケーションの名前がUnreal VCamに変更され、Apple StoreおよびGoogle Playで入手できるように改善された。

VRスカウティングの分野では、XR Creative Frameworkを利用してOculusやValve IndexなどのOpenXR HMDをサポート。完全にカスタマイズ可能な新しいツールキットを実験的機能として導入。既存のバーチャルスカウティングツールキットよりも、ユーザーエクスペリエンスが大幅に向上したとしている。

ICVFXでは、新しい被写界深度(DOF)補正機能により、nDisplayによってレンダリングされたデジタルコンテンツのDOFフォールオフ量を映画撮影用のカメラを通して見た時と同じように正確に制御できる。クローズアップの美しいショットを撮る際に、より優れた結果を得られるようになる。

また、マルチプロセスインナーフラスタムも追加され、ムービーカメラで撮影した映像のレンダリングをより多くのGPUとハードウェアリソースに分割できるようになった。さらに、SMPTE 2110のサポートに対して数多くの安定性に関する改善やその他の機能強化も行われた。正式版に近づいているという。

Epic Gamesは、2024年3月にUnreal Engine、Twinmotion、RealityCaptureの新しい価格設定とライセンスモデルを4月下旬に開始されることを発表。このリリースから将来のエンジン開発に資金を提供可能となるモデルが施行されるようになるという。