LGエレクトロニクス・ジャパン株式会社は、キャリブレーションセンサーを標準添付した「IPS Black」採用の4Kモニターとして、31.5インチの「32UQ85RV-W」と27インチの「27UQ85RV-W」を2024年5月上旬より順次発売する。希望小売価格はいずれもオープン。市場想定価格は以下のとおり。
- 32UQ85RV-W:税込125,000円前後
- 27UQ85RV-W:税込105,000円前後
今回発売するの2モデルは、IPSに黒を強化した技術「IPS Black」を採用したモニターで、黒の表現力を高め、より暗部の再現性を追求したことで、コントラスト比が2000:1に向上し、4Kの画像や映像をより自然に表示する。また、高視野角が特長であったIPSパネルの斜めから見た時の色再現性もさらに向上した。
さらに、4KのHDRのマスタリングに最も広く使われており、映像や画像のクリエイターにとって、業界標準と位置づけられているDCI-P3 98%(標準値)の高い色再現性も実現している。HDR再生においては、VESA DisplayHDR 400の認証を取得。高輝度による高い表現力で、質の高いHDR映像を表示することができるという
また、PCとUSB Type-Cケーブルを接続するだけで、映像+音声データ(DP Alt Mode)、PCの充電(USB PD)、データ転送が可能。さらに、KVMスイッチを内蔵することで、PC1台をUSB Type-Cに接続して、もう1台のPCを映像入力端子(HDMI、DisplayPort)とUSBアップストリーム端子(USB2.0)に接続すれば、モニターのダウンストリーム端子に接続したUSBデバイス(キーボードやマウス、USBストレージなど)やネットワーク通信、音声デバイス(内蔵スピーカーまたはヘッドホン端子に接続したオーディオ機器)を2台のPCで共有できる。
主な特長
いつも安定した色合いで
常に正確な画質で再生できるよう、専用のキャリブレーションセンサーを標準添付。専用ソフトウェアの「LG Calibration Studio」であらかじめスケジュールを設定すれば、自動的にキャリブレーションを実行する。画像や映像の編集アプリケーションも、より正確な色合いで作業できるようになる。
OSの色空間を再現
表示されている色空間の情報を認識できるOSであれば、モニターのピクチャーモードごとの色空間に関する情報をOS側に提供できる。モニターの正確な色情報を受け取り、再現できるカラーマネジメントに対応するOSと接続すれば、モニター側で設定した色合いに合わせてOS側で自動的にマッピングするため、より忠実な色再現が可能。
※USB Type-Cでの接続が必要
色再現性を高める深い黒の再現
色再現性の高いIPSに黒を強化した技術「IPS Black」を採用。黒の表現力を高め、より暗部の再現性を追求したことで、コントラスト比が2000:1に向上し、4Kの画像や映像を自然に表示する。また、高視野角が特長であったIPSの斜めから見た時の色再現性もさらに向上している。
緻密で正確な色彩
4K HDRのマスタリングに最も広く使われ、画像や映像を制作する多くのクリエイターにとって業界標準と位置づけられている、DCI-P3 98%(標準値)の高い色再現性を実現。また、ピクチャーモードには「sRGB」、DCI-P3の白色点をD65に置いた「P3-D65」、BT.2100(Rec.2100)のガンマカーブに沿った「BT.2100 PQ※」を用意。さらに、1.8/2.0/2.2/2.4/2.6に設定できるガンマ補正、6色相環、色温度調整など、細かな色合い調整も可能。
HDR再生においては、ピーク輝度400cd/㎡以上の高輝度出力が求められるVESA DisplayHDR 400の認証を取得している。高輝度による明暗諧調の高い表現力を実現し、質の高いHDR映像を表示できる。
※ HDR信号受信時のみ
クリエイターの使いやすさを追求
PCとUSB Type-Cケーブルを接続するだけで、映像+音声データ(DP Alt Mode)、PCの充電(USB PD 90W)、データ転送が可能。
また、KVMスイッチを内蔵。PC1台をUSB Type-Cに接続し、もう1台のPCを映像入力端子(HDMI、DisplayPort)とUSBアップストリーム端子(USB2.0)に接続すれば、モニターのダウンストリーム端子に接続したUSBデバイス(キーボードやマウス、USBストレージなど)やネットワーク通信、音声デバイス(内蔵スピーカーまたはヘッドホン端子に接続したオーディオ機器)を2台のPCで共有できる。
ケーブル接続が必要なデバイスはモニターに接続することで、PCへの接続は最低限にできる。PC持参の外出時から戻った際はケーブル1本差すだけで、すばやく仕事を再開でき、デスク周りの複雑な配線もすっきりさせることができる。
※ 同製品はUSB Type-Cケーブル、DisplayPortケーブル、HDMIケーブル、USB2.0ケーブル(A-B)、電源コードが付属
※ KVM機能でUSB Type-C接続側のPCが無効のときもUSB PD(Power Delivery)は有効
スタンド部は110mmの高さ調整、前後-5~20゚の角度調整、ピボットに対応しており、フレキシブルな画面の位置調整ができる。
主な仕様
モデル名(型番) | 32UO85RV-W | 27UQ85RV-W | |
液晶パネル | サイズ | 31.5インチ (アスペクト比16:9) |
27インチ (アスペクト比16:9) |
有効表示領域 | 697×392(mm) | 597×336(mm) | |
液晶方式 | IPS(IPS Black) | ||
最大解像度 | 3840×2160 | ||
画素ピッチ | 0.18159×0.18159(mm) | 0.1554×0.1554(mm) | |
表示色/色域(標準値) | 約10.7億色/DCI-P3 98% | ||
視野角(H/V) | 178% 178°(CR≧10) | ||
輝度(標準値) | 400cd/m²(ピーク時500cd/m²) | ||
コントラスト比(標準値) | 2,000:1 | ||
応答速度 | 5ms(GTG 応答速度 Faster 設定時) | ||
垂直走査周波数 | HDMI、DisplayPort:50-60Hz(可変リフレッシュレート適用時:40-60Hz)、USB Type-C:50-60Hz | ||
出入力端子 | HDMI入力×2、DisplayPort 入力、USB Type-C (USB PD 90W)、ヘッドホン出力(ステレオミニジャック)、USB アップストリーム×1(USB2.0)、USBダウンストリーム ×2(USB3.0) | ||
スピーカー | 5W+5W(MaxxAudio) | ||
筐体仕様 | OSD 操作 | OSD ジョイスティック | |
チルト角度 | 前:-5°~後:20° | ||
スイベル角度 | ― | ||
高さ調整 | 110mm | ||
ピボット | 右90° | ||
壁掛け | 100×100(mm) | ||
外形寸法 (W×H×D) |
スタンドあり | 715×517~627×239mm/7.2kg | 614×489~599×239mm/5.9kg |
スタンドなし | 715×449×58mm/5.4kg | 614×393×58mm/4.1kg | |
消費電力 | 電源入力 | 100-240V,50/60Hz | |
消費電力 | 30.1W(オンモード時) | 25.2W(オンモード時) | |
待機時 | 0.5W | ||
オフ時 | 0.3W |