Matthewsは、ロケ、スタジオ、またはその場で機材をマウントするために設計された「Grip Rail」を発表した。多目的に使用できる同製品は、頑丈なアルミニウム製の軽量伸縮式グリッドパイプシステムで、カメラ、ライト、バックドロップの固定や吊り下げ、ウォールスプレッダーへの組み込み、オーバーヘッドフレームの構築などを、より素早く、簡単に、安全に行うことができるという。
Grip Railは、映画制作者がグリップやリギングに関する問題を解決するためにデザインしたMatthewsの最新ギアで、アーロン・ハメルの発案によるもの。オートバイレースのメカニック/クルーチーフであり、パトリオット・カメラ・カーズ(電動カメラカーで知られる)のオーナーでもある同氏は、ローカル80のオペレーターとしての専門知識と、複雑なマウント技術に関する専門知識を兼ね備えているという。同氏は、現場でパイプをサイズに合わせて切断する無駄な時間とリソースを省く、より優れたレール式マウント・システムを必要とし、自分の機械工場でそれを製作した。その革新的な技術を他からも要求され、同氏は近所の信頼できる会社、Matthewsとの提携にいたったという。
Grip Railは、不正確でかさばるパイプオルガンや他のレールシステムに代わる、切断不要な製品だという。一般的なグリッド・クランプ、Matthellinis、標準的なパイプ継手など、市販のグリップ・ハードウェアと併用できるように設計されており、水平位置で最大27.2kg(両端を適切に支持した場合)、垂直位置で最大54.4kgを固定できる。
伸縮するGrip Railの一端には、360°回転するジュニアレシーバーがあり、ライトやアダプターを直接取り付けることが可能。システムを調整するには、2つのグラブスクリューを緩め、ジュニアレシーバーの端を希望の位置に伸縮させる。各レールにはクランプレデューサーが付属しており、細い部分にクランプやフィッティングを追加可能。
Grip Railには2種類のパイプ径、42mmと48mmがある。簡単に調節できるよう、いずれのバージョンもスモール(64cm~107cm)またはラージ(101cm~183m)の長さを用意。より長い長さが必要の際は、Matthewsのダブルエンド・ジュニアピンで連結可能。