バーチャルプロダクションスタジオ「テルスタ TELMIC Studio Soka」運営、映像制作を手掛ける株式会社テルミックは、同社クリエイティブチームが制作した短編作品「希望の光 the ray of hope」(主演:千田麻実)をオフィシャルYouTubeにて公開した。
同作品はコンセプト作り、CG制作、撮影、編集に至るまで、テルミック監修のもと行われた。短い作品ながらバーチャルプロダクションのメリットやアイデアが活かされた様々なカットが盛り込まれている。
また、作品作りの過程が記録されたメイキング映像も近日公開予定。今回のメイキング映像はバーチャルプロダクションの技術的な側面だけではなく、実際的な撮影、制作の現場に密着している。俳優、カメラマン、照明、メイク等のそれぞれのスタッフの視点からインタビューなども盛り込まれており、撮影のリアルな裏側に迫っている。
また、テルミックはTV、コンサート等のエンターテイメントの現場で特殊美術、機構装置を長年手掛けてきており、バーチャルプロダクションの最新技術と掛け合わせた独自の運用が注目を集めているという。それが、モーションキャプチャーメカトロ二クス(Motion Capture Mechatronics)と名付けられたテルミックが独自開発したバーチャルプロダクション専用の特殊機構装置だ。
今回の撮影に使われているのは、ベルトコンベア付きターンテーブル。ターンテーブルにベルトコンベアとセンサーを内蔵し、インカメラVFXとリアルタイムに連動することができます。回転と歩行を3DCG空間に反映できるため、コンパクトなスタジオでも様々なアングルでの撮影が可能になっている。
同社は、今後も様々なシーンで運用が可能な新たなモーションキャプチャーメカトロニクスを現在開発中だという。