Blackmagic Design導入事例:映像テクノロジー/プロダクション会社「Dreamte」の場合

Blackmagic Designによると、映像テクノロジー/プロダクション会社であり、クリエイティブな映像制作、ライブイベント配信、管理サービスに対する放送ソリューションを提供しているDreamtekが、Blackmagic Design製品を使用して、革新的なオーディオ・ビジュアル、ライブプロダクション、ポスト・ワークフローを実現したという。

Dreamtekのスタジオプロダクション・ディレクターであるジェフ・エグルストン氏によると、唯一不変のものは変化であるという。特に、大手テクノロジー企業のクライアントのために数日間にわたる企業イベントを実施した際は、まさにそれが当てはまった。

20のステージと18の小会議室を使用して、307回のライブセッションが行われ、950人のプレゼンターと3万人のオンライン参加者がイベントに関わった。さらに、60人の現場スタッフが35のフライパックを使用し、世界各地に散らばる22人のリモートエディターが、世界中の30万人以上の視聴者および100万人のオンデマンド視聴者に向けて300本以上のオンデマンド映像を制作した。

ライブ配信はDreamtekが提供する中核的なサービスであるが、この特別なプロジェクトには紆余曲折があったという。

エグルストン氏は、次のようにコメントしている。

エグルストン氏:クライアントは、リモートの視聴者がライブ配信でリアルタイムにプレゼンテーションやセッションを視聴することを望んでいませんでした。むしろ、ビデオ・オン・デマンドを通じて、編集済みのコンテンツにできるだけ早く誰もがアクセスできるようになることを希望していました。

そこで、エディターたちが協力してリアルタイムで作業でき、独自のカスタム配信サービスにコンテンツを配信できるワークフローを考案しました。ビデオ・オン・デマンドのコンテンツの納期は数時間から72時間という厳しいものだったため、私たちは24時間体制で世界各地の編集者たちに稼働してもらいました。

Dreamtekは18台のATEM Television Studio HD8 ISOライブプロダクションスイッチャーを装備しており、ラインカット、ライブ配信、18の小会議室から送られてくるカメラおよびプレゼンテーション・フィードの個別収録に使用している。また、複数のBlackmagic Web Presenter 4Kユニットを各部屋に配置し、キャプチャーおよびモニタリング用にSRTフィードをマスターコントロールルームに送信するのに使用している。追加のプレゼンテーションが行われる2つのスポットライト・ルームにはATEM SDI Extreme ISOライブプロダクションスイッチャーがそれぞれ設置され、ライブ配信と個別収録に使用された。

Dreamtekのテクニカルオペレーションのグローバル責任者であるサキブ・ラザク氏は、次のようにコメントしている。

ラザク氏:何百ものセッションの個別収録は大成功でした。また、ATEM Television Studioに内蔵された2TBのストレージは、非常用の優れたバックアップ・ソリューションとなりました。ネットワーク上の各ATEMのファイルをリモートで確認できることは、非常に便利でしたね。

Dreamtekのソリューション部門のグローバル責任者であるカシャン・バット氏は、次のように補足した。

バット氏:ATEM Television Studio HD8 ISOに似ているコンパクトなATEM SDI Extreme ISOを使用して、複数のSDIの取り込み、配信、収録を行いました。また、Web Presenter 4Kが、マスターコントロールルームに性能測定基準とステータスを提供してくれました。

Blackmagic Design導入事例:映像テクノロジー/プロダクション会社「Dreamte」の場合

プレゼンテーションの取り込みを合理化し、成功させることは、ビデオ・オン・デマンドのコンテンツを開発する上で重要なステップであったが、まだ大きな課題が残っていたという。

エグルストン氏:Dreamtekで重要な位置を閉めるのは革新です。

私たちは"ノー"と言うことはほとんどありませんが、盲目的に"イエス"と言うわけでもありません。

今回のプロジェクトは、プロダクションと配信の両方の面で世界的な規模でした。世界中に散らばった22人のエディターたちと300以上のコンテンツを共有し、72時間以内に世界中の視聴者にオンデマンドで提供しました。中には数時間以内で提供したものもあります。

最初に、マスターコントロールルームで、2台のBlackmagic Cloud Store 20TBネットワークストレージ・ソリューションがコンテンツをGoogle Cloud Storageにアップロードすることで、セッションの撮影が終了してから数秒で、リモートのポストプロダクションチームがアクセスできるようになった。

ラザク氏:私たちのチームは、Cloud Storeの使い勝手の良さを実感しました。また、ネットワークの性能も評判どおりで、3日間にわたる様々なセッションの映像を素早く取り込むことができました。

このプロジェクトが大成功を収めたことで、Dreamtekはその後のイベントにも参加することになり、ワークフローを再現するだけでなく、プロジェクトの規模と範囲を拡大するために、ワークフローを追加することになった。

エグルストン氏:新しいイベント用に同様の充実したワークフローを構築することに加え、130のレッドカーペットインタビューの撮影、授賞式のプロデュース、世界会議の会場にいる重役やパートナー、顧客との座談形式のインタビューの撮影を同時に行うチームを編成しました。これらのデリバラブルを作成するにあたり、DaVinci Resolve Studioのカラーコレクションやキーイング機能を重宝しました。

Dreamtekは、一から十まで全て揃ったプロダクションエージェントです。新しいソリューションを構築する際には、業界における25年の経験を活かし、その知識を適用できます。柔軟で多機能なBlackmagic Design製品を使用することで、革新的なワークフローを構築し、あらゆるクライアントのニーズに対応できます。

Blackmagic Design導入事例:映像テクノロジー/プロダクション会社「Dreamte」の場合