Blackmagic Designによると、YouTubeチャンネル「オーイシ×加藤のピザラジオ」での生配信にBlackmagic Designのワークフローが使用されたという。

同配信は、Blackmagic Designが数多く導入されているパンダスタジオお台場で行われ、ATEM Television Studio HD8 ISOスイッチャーのほか、Videohub 12G 40×40ルーター、Web Presenter HD配信デバイス、HyperDeck Studio HD Mini レコーダーおよびVideo Assist 7" 12Gモニター/レコーダーなどが使用された。また、YouTubeの人気コンテンツ「atagi×ゆゆうたのおとなりラジオ」でも、同じようなワークフローが採用されているという。

YouTubeチャンネル「オーイシ×加藤のピザラジオ」は人気アニソンシンガーであるオーイシマサヨシ氏と人気ストリーマー加藤純一氏がパーソナリティーを務めるインターネット番組。YouTubeにて月に一度ライブ配信を行い、それ以外に不定期更新で様々な動画も投稿しており、チャンネル登録者数は40万人を誇る。

同チャンネルでは普段からBlackmagic Design製品を使用して配信を行っており、スタジオにはATEM Mini Extreme ISOやVideo Assist 3G、UltraStudio Recorder 3Gなどが導入されている。今回配信された人狼企画「ピザラ人狼」は同チャンネルの企画の中でも絶大な人気を誇っており、毎回5万人以上の同時接続者数と100万回を超える再生数を記録している。特別企画として、規模の大きな配信をするため、パンダスタジオお台場内にあるBlackmagic Designの機材が多数導入されている第2スタジオを利用したという。

ピザラジオのプロデューサーを務める長谷川氏は、次のようにコメントしている。

長谷川氏:パンダスタジオは普段使っているBlackmagic Designの機材も多く揃っていて、さらにパンダスタジオの機材レンタルとも連携しているので機材の手配もスムーズです。スタッフの方々のサポートも手厚く助かりました。また、スタジオに大型LEDがあることで演出の幅が広がり、他の番組と差別化できます。

Videohub 12G 40×40ルーターをハブとして、4台のカメラを使用し、ATEM Television Studio HD8 ISOでスイッチングした。配信にはWeb Presenter HDを使用し、モニタリングにはVideo Assist 7" 12Gを使用し、スイッチングアウトの映像はHyperDeck Studio HD Miniで収録された。

オペレーションを担当した岡嶋篤志氏は、次のようにコメントしている。

岡嶋氏:以前からATEM 2 M/E Production Studio 4KなどのBlackmagic Designのスイッチャーを使用したことがありました。今回初めてATEM Television Studio HD8 ISOを使いましたが、モデルは違ってもユーザーインターフェースは同じなので、スムーズに使用できました。

ATEM Television Studio HD8 ISOは、AUX出力にマルチビューを出力できる点がよかったです。マルチビューをいろんなところに出力できると、仕込みの時やリハーサルの時などに皆が確認できます。すぐに切り替えられるのは便利ですね。

また、2月にスタートした長谷川氏がプロデューサーを務める新番組のスタジオでもBlackmagic Designの製品が活用されている。人気バンド「Awesome City Club」のボーカル/ギターatagi氏と人気ピアノYouTuber鈴木ゆゆうた氏がタッグを組んだ音楽番組「atagi×ゆゆうたのおとなりラジオ」では、Blackmagic Pocket Cinema Camera 6K Proおよび3台のBlackmagic Pocket Cinema Camera 6K、そしてBlackmagic Cameraアプリを使った5台のiPhoneのカメラで撮影し、ATEM Television Studio HD8でスイッチング、VTR再生用にHyper Deck Studio HD Plus、収録にVideo Assist 12Gを使用している。

長谷川氏:「おとなりラジオ」では、撮影から配信・収録までのワークフローがすべてBlackmagic Design製品で完結できていて効率的です。今後10年20年続くような長寿番組にしていきたいです。