ヒビノ株式会社は、みなとみらい21中央地区の複合施設「横浜シンフォステージ」にオープンしたヤマハの体験型ブランドショップ「ヤマハミュージック 横浜みなとみらい」に、同社製LEDディスプレイ・システム「ChromaVision」を始めとする映像システムおよび演出連動システムを納入した。2024年6月6日のグランドオープンより運用されている。
ヤマハミュージック 横浜みなとみらいは、音楽や楽器に関する新たな楽しみの発見を目的とした体験型施設だ。同社ヒビノクロマテック Div.は、自社製LEDディスプレイ・システムを基軸に、同社グループの総合力を活かしたAV&ITのトータル・ソリューションを提供。世界最高水準の映像品質と安定性、多様な運用に対応する柔軟性を兼ね備えた複合システムを提案できる構築力および長期の安定運用を実現する保守・サポート力につながっているとしている。
今回の案件では、音楽に没入できる体験空間「Music Canvas」およびイベントスペースを兼ね備えたカフェ「ライブ&カフェ」に、LEDディスプレイを中心とした映像システムおよび演出連動システムを設計・施工した。
音楽に没入できる体験空間「Music Canvas」
1階のエクスペリエンスゾーン「Music Canvas」では、壁一面に3.9mmピッチLEDディスプレイ「ChromaVision39」を設置し、全幅14メートル、高さ10.5メートルの大画面を構築した。空間演出、ライブイベント、デジタルサイネージとしての活用など今後の多様な運用を見越したシステム設計により、柔軟かつ効果的な運用の実現に貢献するとしている。
また、同社グループである株式会社テクノハウスおよびヒビノライティング株式会社と連携し、施設の演出性を高める機能として、映像・音響・照明・自動演奏楽器システムを制御・連動できる演出連動システムを納入した。上質な音楽と当社製LEDディスプレイならではの精彩な映像が融合し、一体的に空間を変化させることで、没入感の高い音楽体験を実現する。
カフェエリア「ライブ&カフェ」
高精細LEDディスプレイ常設のイベントスペースを兼ね備えた2階の「ライブ&カフェ」では、ステージ背面に全幅6.7メートル、高さ3メートルの2.6mmピッチLEDディスプレイ・システム「ChromaVision26」を設置した。ステージを緩やかに囲うラウンド型の設計により、スペース全体に調和するデザインとインパクトのある映像表示を実現。また、映像調整卓を始めとする映像システムを合わせて設計・納入し、ライブイベント、デジタルサイネージの両面において柔軟かつ効果的な運用を実現している。
主な納入概要
- 顧客:ヤマハ株式会社
- 設置場所:神奈川県横浜市西区みなとみらい5-1-2 横浜シンフォステージ ウエストタワー「ヤマハミュージック 横浜みなとみらい」
- 運用開始日:2024年6月6日(木)
- 放映時間(営業時間):11:00~20:00
Music Canvas | ライブ&カフェ | |
LEDディスプレイ | ChromaVision39 | ChromaVision26 |
画面サイズ | 全幅14.0m×高さ10.5m(147㎡) | 全幅6.75m×高さ3.0m(20.25㎡) |
画素ピッチ | 3.9mmピッチ | 2.6mmピッチ |