GB Labs、クラウドストレージソリューション「NebulaNAS」をIBC2024で正式発表[IBC2024]

GB Labsは、2024年9月13日〜16日にオランダ・アムステルダムで開催されるIBC2024において、新たなクラウドストレージソリューション「NebulaNAS」を正式に発表した。NebulaNASは、クラウドストレージの新しい基準を打ち立て、メディア制作のニーズに応えるために設計された、柔軟性、性能、安全性を兼ね備えた次世代のストレージソリューション。

IBC2024のGB Labsのブース(ブース番号:7.A09a)では、NebulaNASの製品デモが行われる予定。来場者はNebulaNASの機能や、メディア制作ワークフローへの貢献について直接確認でき、ブースではGB Labsのメディアストレージソリューションの豊富なラインアップも展示予定。

NebulaNASの特徴

メディア制作や管理に最適な設計

NebulaNASは、メディア制作の様々な要求に応えるため、特別に設計されている。フレームレート、ファイルサイズ、フォーマット、ビットレートを問わず、あらゆる制作用ソフトウェアやメディア管理ツールに対応。

プロデューサーやクリエイターは、世界中のどこからでも迅速にファイルにアクセスでき、ほぼリアルタイムでの共同作業が可能となる。物理的に離れたチームメンバーも、まるで同じ場所で作業しているかのようにスムーズに連携できる。

クラウドの柔軟性とオンプレミスに匹敵する性能

NebulaNASは分散型クラウドアーキテクチャを採用し、数千台のサーバー間でデータを効率的に管理。これにより、クラウドの柔軟性を享受しながらも、オンプレミスストレージに匹敵する高性能を実現している。

また、ローカルストレージやNVMeキャッシュストレージを追加することで、さらに性能を向上させることが可能で、既存の作業スタイルに合わせてドライブをシームレスにマウントできる。

エンタープライズレベルのセキュリティ

NebulaNASは、256-bit AES暗号化に加え、分散型ファイル管理システムを採用しており、ユーザーの所在地に関係なくファイルアクセスと資格情報の管理が可能。

監査管理システムにより、誰が、いつ、どのファイルに、どこからアクセスしたかの履歴データを保持できる。これにより、高度なセキュリティと透明性が提供され、メディア制作のプロフェッショナルが安心してデータを管理できる環境が整備される。

ローカル性能とコスト削減

NebulaNASは、ローカルストレージを追加することでメディアの加速やキャッシュレベルのサポートを提供。オンライン編集などのアプリケーションでは、ファイル全体を一度にダウンロードする必要がなく、必要な部分だけにアクセスすることで高速な処理が可能となる。

また、GB LabsのSPACE NVMe Serverとの連携により、データ転送コストを削減し、NebulaNASの性能を大幅に向上させることができる。SPACE NVMe Serverは超高解像度のデータを扱うワークフローでも非常に高い速度を発揮し、NebulaNASと組み合わせることで「ローカルフォルダー」として利用可能。

GB LabsのCEO兼CTOであるドミニク・ハーランド氏は、次のようにコメントしている。

ハーランド氏:近年、メディア業界ではリモート制作の需要が急速に高まっています。そのニーズに応えるために、NebulaNASは最適なソリューションとして開発されました。

NebulaNASは、メディア制作の現場において、クラウド上でメディアを安全かつ信頼性高く迅速に保存し、遠隔地からでもスムーズに共同作業を行うための先進的な機能を提供します。その性能と使いやすさは、オンプレミスのNASストレージに匹敵するレベルです。

NebulaNASは、制作チームがどこからでもまるで全員が同じオフィスにいるかのように作業できる、メディア制作向けのクラウドストレージソリューションです。IBC 2024では、NebulaNASがどのように制作業務を向上させるかを実際にご覧いただけますので、ぜひ弊社ブースにお立ち寄りください。