ATOMOS、アドビとのC2C統合を強化。Frame.ioとAtomosの新しいデバイス内直接統合でCtoCのワークフローを強化[IBC2024]

ATOMOSは、2024年9月13日~16日にアムステルダムにて開催されるIBC2024に出展した(ブース番号:11.D25)。

ATOMOSは、Frame.ioおよびアドビとのコラボレーションを拡大し、モニターレコーダーにクラウドベースのツールやサービスを装備することで、Camera to Cloudのワークフローを強化し、あらゆるクリエイティブなビデオプロジェクトで迅速なターンアラウンドとリモートコラボレーションを可能にするという。

IBC2024で発表された無償ファームウェアアップデートにより、接続されたNinjaまたはShogunは、Atomos Cloud Studioを経由せずに、Frame.io V4に直接映像送信が可能となった。Ninja PhoneはすでにiPhoneアプリを使って映像を直接プラットフォームにアップロードすることができ、C2C接続用の無料ファームウェアアップグレードは近日中に提供される予定だという。

ATOMOSのCEOのジェロミー・ヤング氏は、次のようにコメントしている。

ヤング氏:アドビは、ATOMOSがクラウド対応モニターレコーダーの利点を最大化する上で、極めて重要な存在です。私たちは、サンダンス映画祭やBRITアワードを含む多くの著名なプロジェクトで協力し、これまで以上に迅速にソーシャル・メディアに映像を提供してきました。

当社の様々な機器にシームレスに統合することで、Camera to Cloudへの進化がまた一歩前進しました。

新しいFrame.io V4は、柔軟で高速かつ直感的なクリエイティブコラボレーションプラットフォームで、コンテンツ制作とプロダクション全体のワークフローを合理化し簡素化するという。チームや組織が加速する動画コンテンツの需要に応えようと競争する中、開発のあらゆる段階にいるクリエーターや関係者は、ツールやシステムが連携されないことによって遅れをとっている。Frame.io V4は、フィードバックを一元化し、修正回数を減らし、メディア資産の配信を加速することで、パーソナライズされたコンテンツを大規模に配信するクリエイティブチームの複雑なニーズに応えるように設計されているという。

また、Camera to CloudやATOMOSデバイスと組み合わせることで、チームはビデオワークフローをさらに合理化し、キャプチャから最終的なコンテンツ配信まで、非常に効率的な制作パイプラインを構築することが可能となる。

新たな統合を記念して、ATOMOSとアドビは、Camera to Cloudに接続されたATOMOSモニターレコーダーを購入すると、Frame.io V4ベータ版の3ヶ月間延長トライアルを提供することを発表した。同オファーは、新規Frame.ioアカウントにのみ適用され、ATOMOS製品を登録することで利用できる。

*NinjaとNinja Ultraをクラウドに接続するには、別途購入のAtomos Connectが必要