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TBSとWOWOWが公開している超低遅延映像伝送アプリ「Live Multi Studio」のVer1.1が公開された。公式サイトにて、ダウンロード先を公開している。

同アップデートにより、ロジックを最適化され、細かいバグが修正された。Delayを入れた時の安定性とFast映像の品質が格段に向上した。

アップデートの内容は以下のとおり。

  • iOSアプリ:HDMIやAirPlayで受信映像のClean出力に対応
    iPhone、iPadの画面はUIなどが表示されるが、HDMIなどの出力は、UIが出ないCleanな出力になる。
  • iOSアプリ:受信映像のPiP再生に対応
    映像を受信中にカメラを起動すると、PiP表示される。PiPは位置を四隅に移動したり、大きさをピンチインアウトで変更できる。
  • iOSアプリ:音のバックグラウンド再生に対応
    映像受信中にアプリがバックグラウンドになると、PiP表示される。他のアプリを操作している時も映像を確認できる。また画面OFFにしても、音は継続して再生される。
  • iOSアプリ:その他
    • 対応しているレンズのManual FocusとAuto Focusが切り替え可能になった
    • タリーにグリーンとアンバーを追加
    • 端末のGyroセンサーや接続されたGamePadの操作をControlで送付可能
  • iPadネイティブ対応
    iPadにネイティブ対応したアプリになった。iOS17以上ならばAJAのU-TAPなど一部のUSBキャプチャも接続して使用できる。
  • Macアプリ
    • Captureに小数点のbitrateの指定が可能に
    • DeckLink出力でインターレースの問題が発生していたのを修正
  • TouchDesignerプラグイン
    • VideoOutに小数点のbitrateの指定が可能になった
    • エンコード中でもbitrateを変えられるようになった
    • ControlInでDelayを設定できるようになった