ライカカメラジャパは、ライカMシステムの誕生70周年を記念する特別限定セット「ライカM Edition 70」を世界限定250台として2025年初頭にライカストアにて発売する。

セット内容は、カメラ本体の「ライカM-A」、50mmレンズ「ライカ アポ・ズミクロンM f2/50mm ASPH.」、高速ワインダーの「ライカビットM」、フィルムコンテナ(フィルム付き)。これまでのM型ライカの歴史を祝福するとともに、アナログ撮影の未来をつなぐ逸品でもあるという。

ライカM-Aカメラ

「ライカM-A」については、名機として絶賛される「ライカM3」のアイコニックなデザインのボディに、ライカMシステム独自のテクノロジーを凝縮し、高精度なメカニズムと昔ながらのエレガントな雰囲気を融合させている。タイムレスで優れたデザイン、歴史に裏打ちされたクラフツマンシップ、ラグジュアリーで特別なプラチナコーティング仕上げの組み合わせにより、本物を知る写真愛好家はもちろん、審美眼を持つコレクターにとっても垂涎の特別限定セットとしている。

50mmレンズ「ライカ アポ・ズミクロンM f2/50mm ASPH.」

70周年を記念した書籍「LEICA M」も登場

ライカMシステム誕生70周年を記念したアニバーサリーブックとなる書籍 「LEICA M」も発売する。M型ライカの歴史を250ページ以上にわたって紹介する本書は、洞察に富んだエッセイ、歴史に残る名作写真、秘蔵の記録資料のほか、歴代のM型ライカの概説も含む内容としている。70年以上におよぶライカMシステムの開発について複雑かつ重層的な過程がさまざまな観点から解説されており、70周年にふさわしい一冊に仕上がっている。

トリビュートブック「ライカM」

ライカカメラ社の社主であり監査役会会長でもあるアンドレアス・カウフマン博士は次のようにコメントしている。

ライカMシステムを愛用するすべての人と関わるすべての人、すなわち写真家や従業員、ユーザーを含む友人、いわゆる“ライカファミリー”に対して、大いなる感謝を伝える意味も込められている一冊です。

書籍「LEICA M」は、ライカストア、ライカオンラインストア、LFI(ライカ・フォトグラフィー・インターナショナル)のオンラインストア、および一部のライカ正規特約店にて2024年11月に発売予定。

記念写真展

ライカMシステムは70年間にわたり、卓越した描写力、コンパクトなデザイン、マニュアルでの優れた操作性、高精度の光学系、そして独特の味わいが感じられる描写により、写真家たちの写欲を駆り立ててきたという。ドイツ・ウェッツラーに構えるライカ本社では、歴史的に価値のあるM型カメラや、ライカMシステム製造の歴史を深く知ることができるオリジナルの文書や各時代のアイコン的な作品を展示する大規模なエキシビションを2024年11月6日から開催する。本展では1954年から現在にいたるまでライカMシステムが歩んできた道のりを目の当たりにすることができるほか、写真の歴史を体感できる内容を予定しているという。