LAOWA、「LAOWA Argus T1 Cineレンズシリーズ」発売。フルフレームで28mmと35mmを含むT1シネレンズシリーズ

株式会社サイトロンジャパンは、Anhui ChangGeng Optical Technology(Venus Optics)社のレンズブランド「LAOWA」シネマレンズの新ラインとなる「LAOWA Argus(アーガス) T1シネレンズシリーズ」計8種類を2024年11月8日より受注開始する。同シリーズは超大口径T1を実現したシネレンズシリーズ。商品のラインナップと価格は以下の通り。

■製品ラインナップ

  • Argus MFT Cine 18mm T1(MFT)
  • Argus MFT Cine 25mm T1(MFT)
  • Argus S35 Cine 18mm T1(SONY E/Fuji X/Nikon Z/Canon RF)
  • Argus S35 Cine 25mm T1(SONY E/Fuji X/Nikon Z/Canon RF)
  • Argus S35 Cine 33mm T1(SONY E/Fuji X/Nikon Z/Canon RF)
  • Argus FF Cine 28mm T1(SONY E/Nikon Z/Canon RF)
  • Argus FF Cine 35mm T1(SONY E/Nikon Z/Canon RF)
  • Argus FF Cine 45mm T1(SONY E/Nikon Z/Canon RF)
  • Argus MFT Cine 2-Lens Bundle(18mm、25mm)(MFT)
  • Argus S35 Cine 3-Lens Bundle(18mm、25mm、33mm)(SONY E/Fuji X/Nikon Z/Canon RF)
  • Argus FF Cine 3-Lens Bundle(28mm、35mm、45mm)(SONY E/Nikon Z/Canon RF)

■価格

希望小売価格はすべてオープン、市場予想価格は以下の通り。

  • Argus MFTレンズ単品:各税込152、000円前後
    2本バンドルセット:税込273、000円前後
  • Argus S35レンズ単品:各税込195、000円前後
    3本バンドルセット:各税込521、000円前後
  • Argus FFレンズ単品:各税込326、000円前後
    3本バンドルセット:各税込858、000円前後

※予想市場価格はあくまで同社が予想する価格であり、実際の販売価格とは異なる
※同製品は受注生産品のため、商品お届けまでに1~2か月の期間を要するとしている

フルフレーム、Super 35、マイクロフォーサーズの各フォーマット用をラインナップ。マウントはフルフレーム用にはCanon RF、SONY E、Nikon Zを、Super35用には加えてFujifilm Xを、そしてマイクロフォーサーズマウントが選択可能。

開放絞り値は超大口径T1と、スムーズなフォーカス・ロールオフで浅い被写界深度を得ることができ、観客を楽しく夢のような雰囲気に浸らせることができるとしている。超大口径レンズでは色収差が発生しがちだが、Argus T1 Cineシリーズは色収差を最小限に抑え、T1絞り開放での撮影でもコントラストとシャープネスを維持する。

T1絞りは、低照度下での撮影において特筆すべきアドバンテージを提供。照明セットの追加が制限されるようなケースで特に威力を発揮するとし、カメラのセンサー感度(ISO値)を過度に上げることなく、美しいショットを撮影可能だという。

フォーカスブリージングを極限まで抑えており、被写体間でフォーカスを移動させる際に画角が変化することなく撮影可能。さらに、同シリーズのフォーカスリングの回転角は270°であり、正確かつ精密なフォーカスコントロールが可能だとしている。

最短撮影距離0.2mを実現しており、被写体のディテールはそのままに、背景を美しくぼかした息をのむような写真を撮影可能だという。

ArgusT1Cineシリーズは、一貫した色味と高品質なレンズ性能を実現。異なる焦点距離を使用した後のポストプロダクション工程における編集作業を最小限に抑え、ビジュアルの一貫性を叶えるという。

その他にも、プロ仕様のハウジングを採用し効率的な撮影を実現。絞りリング、フォーカスリングには0.8MODのギアを装備。80mmの外径と77mm径のフィルタースレッドにより、一般的なフィルターやマットボックスが装着可能。また、インナーフォーカス方式の採用により、ジンバルでの撮影時にリバランスが不要。さらに、レンズサポートスレッドは、カメラマウントにかかる重量の負担を軽減する。