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ソネットテクノロジー社は、広範なイーサネットネットワークアダプタ製品シリーズの新製品として、「Twin10G SFP28 Thunderboltアダプタ」と「Twin10G SFP28 PCIeカード」を発表した。

  • Twin10G SFP28 Thunderboltアダプタ :649.99ドル
  • Twin10G SFP28 PCIe カード:349.99ドル

Twin10G SFP28アダプタは超高速のデュアルポート10Gbイーサネット(10GbE)光ネットワーク接続性を様々なコンピュータに追加し、LC光ファイバーケーブル(別売)を介して10GbE対応ネットワークインフラやストレージシステムに簡単に接続可能。どちらの製品にも2基の25GBASE-SR SFP28トランシーバが付属しており、適切なモジュール選択に悩む必要がなく、最大300メートルの距離で10GbE接続を実現する。

どちらの製品もmacOS、Windows、Linuxに対応し、コンピュータにデュアルポート10GbE光ネットワーク接続を追加するためのシンプルなソリューションを提供する。

Twin10G SFP28 ThunderboltアダプタはThunderbolt5、4、3ポートを備えたコンピュータに接続できる。一方、Twin10G SFP28 PCIeカードは、PCIeカードスロットを備えたコンピュータに簡単にインストールできるロープロファイルx8 PCIe 3.1アダプタカードで、マルチスロットThunderboltからPCIeカードへの拡張システムでの使用にも適しているという。

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Twin10G SFP28 Thunderboltアダプタ

Twin10G SFP28 Thunderboltアダプタは幅10.16cm、長さ21cm、高さ7.1cmと小型で、ほとんどの作業スペースに収まる設計となっている。アダプタに搭載された温度制御の可変速ファンは冷却と静音を両立させ、ノイズに敏感な環境でも利用できる。Twin10G SFP28 PCIeカードはロープロファイル、シングル幅のカードとして設計され、フルハイトおよびロープロファイルのPCIeブラケットが付属しているため、ほぼすべてのx8 PCIeカードスロットに適合する。

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Twin10G SFP28 PCIeカード

機能性

ビデオコンテンツの制作と出力が主に4K解像度以上に移行したことで、10GbEはポストプロダクションの共有ストレージワークグループや、帯域幅を多く消費するワークフローの標準となっている。

しかし、ほとんどのコンピュータでは10GbEインフラに接続するためのアダプタが必要。SonnetのTwin10G SFP28 ThunderboltアダプタとTwin10G SFP28 PCIeカードは、ギガビットイーサネットの10倍の速度でファイルにアクセスし、転送するための信頼性が高く費用対効果の高いデュアルポート光ファイバ接続を提供する。

さらに、これらの製品に使用される光ファイバケーブルは電磁干渉(EMI)の影響を受けず、最大300メートル離れた場所でもデータ整合性を保つ。

Twin10G SFP28アダプタは単一ポートでインフラに接続することも、両方のポートを使用してパフォーマンスと信頼性を向上させることも可能。このアダプタはmacOS、Windows、LinuxでServer Message Block(SMB)マルチチャネルをサポートしており、ポートの帯域幅を組み合わせることでSMBサーバ接続時に2倍のデータ転送速度を提供する。

また、2つのネットワーク接続を活用し、ケーブル切断やポート故障時にもシームレスに接続を維持する。SMBマルチチャネルサポートにより、スケーラビリティの向上、ロードバランシングの強化、遅延の短縮も実現する。