Astera、バッテリー駆動のLEDライト「QuikSpot」発売。多機能でパワフル、迅速なセットアップに対応

Asteraは、バッテリー駆動LED照明器具「QuikSpot」を発表した。QuikSpotは、大規模イベントやメディア制作のペースの速い環境の要求を満たすために設計された。コンパクトな形状で効率的かつ多目的なソリューションを重視するプロフェッショナルのために、使いやすさ、正確な性能、迅速なセットアップを兼ね備えているという。

ズーム可能なシングルソーススポットライトであるQuikSpotは、AsteraのAX5 PARライトの効率的なワークフローと便利なハウジングからインスピレーションを得ており、同時にTitan LEDエンジンとPlutoFresnelの光学的品質を活用している。QuikSpot全体のデザインは、製品の準備と操作の両方で時間と労力を節約するように最適化されており、多忙なレンタル会社や制作会社にとって理想的なソリューションとなっているという。IP65準拠で軽量（3.5kg）なため、ステージ上でもセット上でも優れた性能を発揮し、様々な照明アプリケーション間のギャップを簡単に埋めることができるため、ROI（投資利益率）を最大化することができるという。

AsteraのTitan LEDエンジンを搭載したQuikSpotは、13°～60°のズーム範囲、高い演色性、均質化された強力な「ワンシャドウ」フレネル光学システムを提供。同機能により、優れたRGBMAカラースペクトルが確保され、ライブとカメラの両方の用途に理想的だという。また、QuikSpotは、回転可能な8ウェイバーンドアと内蔵セーフティリンク、その他多数の実用的なアクセサリーのオプションも提供しており、アップ/ダウン照明、高演色キー照明、パンチの効いたバックライトなど、クリエイティブで機能的な照明ソリューションが実現するという。

優れた性能と柔軟性

QuikSpotは、60W未満のAsteraの最も明るい照明器具として際立っており、3m（13°）で最大3000ルクスの明るさを生み出す。最新のOutputGain機能により、ユーザーは最大出力と深い彩度、または優れた肌色を持つ高CRIのいずれかを選択できる。

QuikTurnズーム機構は、同等のフィルターベースのシステムよりも10倍効率的で、より広いビームアングルを実現し、スポットポジションではハードライト性能を、フラッドポジションではカラーシフトや多重シャドウのない高い光学品質を提供するという。楕円形の回転可能なフィルターや、セーフティリンク対応のバーンドアにより、ビームをさらに整形することが可能。フィルター、ドーム、スヌートなど、既存のAX5用フロントアタッチメントがすべてQuikSpotに適合する。AX5とは異なり、QuikSpotはAstera独自のTitan LEDエンジンカラーミキシングシステムとOutputGainを採用しており、インカメラの利点と美しさとともに、豊かで深みのある色を保証するという。

多忙なプロフェッショナルのための使いやすさ

QuikSpotは有線とワイヤレスの両方で使用でき、バッテリー駆動時間は、OutputGainを作動させたフルパワーで最大4.5時間、省エネモードでは最大20時間。リギング・オプションには、取り外し可能なヨーク、吊り下げ時の高さを最小限に抑えるトラックピン・コンパクト、柔軟性を高める背面の3/8インチ・ベビーピン・スレッドなどがある。また、AX5と同様、FlexCoversも用意されているので、QuikSpotは企業イベントで周囲の環境に簡単に溶け込むことができるという。

100％ワイヤレスライトとして、QuikSpotsの内蔵バッテリーは、ケースと電気接点を介して直接充電できるようになっており、余分な配線を必要としない。新しいChargingPlateや最先端のPrepBoxのようなアクセサリーは、同セットアップを合理化し、ユーザーが簡単にDMXをアサインし、ペアリングし、ほんの数秒で同時に8台までのフィクスチャーをプリプログラムすることを可能にする。移動のために、耐久性のあるChargingCase CompactとTruckPackは、8台のフィクスチャーとChargingPlateとPrepBoxを含み、同時に8台までのバーンドア、回転可能な17°×46°の楕円フィルター、TrackPin Compactリギング・アクセサリー、ケーブルやクランプのような他の重要なツールのための追加収納も可能。

Asteraの製品管理責任者であるベン・ディアス氏は、次のようにコメントしている。