Blackmagic Design導入事例:青少年のための非営利アート&アスレチック施設「Next Up NoVa」の場合

Blackmagic Designによると、バージニア州北部の青少年のための非営利アート&アスレチック施設「Next Up NoVa」で提供されている、映像撮影、写真撮影、ポッドキャスティング、オーディオ/ビデオ制作の無料クラスで、ATEM Mini Pro ISOライブプロダクションスイッチャー、Blackmagic Pocket Cinema Camera 4Kデジタルフィルムカメラ、Blackmagic Video Assist 5" 3Gモニター/レコーダー、DaVinci Resolve Studio(編集/カラーグレーディング/VFX/オーディオポストプロダクション用ソフトウェア)が活用されているという。

ロブ・ジャンパパ氏が設立したNext Up NoVaは、同氏の創造性および映画制作への情熱と、パートナーであるトラヴィス・シモエス氏の陸上競技への情熱を融合させた施設で、900平方メートル以上の敷地が制作と陸上競技に特化されており、サイクロラマウォール、2つの防音ポッドキャストスタジオ、最新式のコントロールルーム、ジム等を備えている。

ジャンパパ氏は、次のようにコメントしている。

ジャンパパ氏:こういうものがなければ私たちも今の状況になかったと思いますし、子供たちが自分自身を見つける手助けがしたいんです。

私たちは成長する過程で、最大限のサポートを必要としていました。地元の若者たちには、安全で、創造的で、ハイレベルな指導経験を提供したいと考えています。

ギャップを埋める

ジャンパパ氏:アートに触れることで、学業成績や生活上のスキルなど、子供たちにポジティブな影響があることがわかっていますが、資金が削減されることが多いのが現状です。私たちはそのためにここにいます。

Next Up Novaは、学校で提供されるビジュアルアーツのプログラムと、この地域の学生数のギャップを埋めることに取り組んでいる。

ジャンパパ氏:書くだけの宿題や試験は行いません。プリプロダクションからポストプロダクションまで、実践的な作業を通して学ばせています。

幸運なことに、生徒たちはBlackmagic Designの機器のような低価格でパワフルなツールで学ぶことができます。

Blackmagic Designの製品があることで、学生たちは映像制作、撮影、ポストプロダクションについて学ぶだけでなく、業界のプロたちと同じツールを使用して自分たちのコンテンツを作成している。

ジャンパパ氏:Blackmagic製品の品質に勝るものはありません。しかし、その品質に対して操作が簡単であることを、カメラを日常的に使用しない人たちに説明するのは難しいですね。

Blackmagicカメラの画質とタッチスクリーンは非常に素晴らしく、DaVinci Resolveはまさに業界の主役となっています。Resolveは、新しいスタイルのクリエイターやエディターに恩恵をもたらすだけでなく、従来のスタイルの映像制作者にとっても重要なツールになっています。

Resolveの機能とノードベースのワークフローは、新しいクリエイターたちに非常に流動的な編集体験を提供していて、アクション、エフェクト、グラフィックが含まれるビデオゲーム、YouTube、Twitch、スポーツ、TikTokコンテンツをすばやく作成できます。ResolveのMagic Maskツールは、驚きのグリーンスクリーン・アプリケーションです。従来の映画編集やコマーシャル編集とはまったく異なる編集スタイルですが、Resolveは従来の編集においても業界のスタンダードになってきています。その簡単なワークフローとパワフルなカラーコレクションツールは、他の追随を許していません。

ウェスト・ポトマック・アカデミーの変革

ジャンパパ氏は、バージニア州アレクサンドリアにあるウェスト・ポトマック・アカデミーを皮切りに、この地域のアートプログラムを支援してきた。

ジャンパパ氏:私の制作会社である2Up 2Down Mediaは、地元のいくつかの学区と提携していて、私はクラスを受け持ったり、学生やインターン生とプロジェクトに取り組んだりしていました。ウェスト・ポトマックの先生が引退された時、私はそのチャンスに飛び付き、自分の会社を退いて、すべてを教室に注ぎ込みました。

ジャンパパ氏はBlackmagic Designに目を向け、学校のプログラムにPocket Cinema Camera 4K、6K、6K Pro、Blackmagic Video Assist 5″ 3G、DaVinci Resolve Studioを採用した。

ジャンパパ氏:2020年に最初のPocket Cinema Camera 4KとVideo Assistを購入しましたが、それによって生徒たちができることの品質が完全に変わりました。私が加入した時点でプログラムのテクノロジーは20年遅れていて、生徒たちはかろうじてDSLRカメラを使っていました。

その後、追加でPocket 6Kと6K Proを数台ずつ購入しました。2023年までには4人の生徒が自分のPocket 4Kと6Kを所持し、多くの生徒たちがDaVinci Resolveを使用し始めていました。

短期間で起きた大変革でした。繰り返しになりますが、Blackmagic機器の手の届きやすさと機能性のおかげです。

ジャンパパ氏が最も誇りに感じているのは、学生たちの活躍であるという。

ジャンパパ氏:ウェスト・ポトマックは多くの生徒を全米の映画学校に合格させていますが、その人数は1クラスからとしては驚きの割合です。合格率が3〜18%の映画学校に、現在、本校の卒業生が16人在籍しています。

全米映像コンテストの入賞者も複数人いますし、数十万ドルの奨学金も得ています。そして何より重要なのは、高校を卒業できなかったであろう生徒たちが、カメラとそれに関する授業で卒業できたことです。

制作の新しい世界

ジャンパパ氏:私が教育学部に説明したところでは、従来の放送形式であれば、その仕事に向けて1年に4人ほど準備させることができます。それを映画、音楽ビデオ、コマーシャル、ソーシャルメディア広告、スポーツなど、すべての分野に門戸を開くのであれば、1年に200人以上を準備させることができます。

ほぼすべての企業にソーシャルメディア部門やビデオ制作部門などがある新しい世界ですから、学校も追いつく必要があります。

今後、さらに2つのNext Up NoVa Youth Centerを創立して、バージニア州北部全域により良いサービスを提供することを目標に、ジャンパパ氏は次世代のクリエイターたちを懸命に支援し続けている。

ジャンパパ氏:現代は過去とは異なり、多くの情報とテクノロジーが手の届くところにあります。しかし、子供たちはしばしば取り残され、アートに対する資金は削減されています。

これは私にとっては問題です。これがどれだけ重要なことかわかっているので、私がやる必要があるのであれば、1つのセンターで1つずつ取り組んでいきます。