ニコンは、出展予定のCES2025にて、三菱ふそうトラック・バスと共創した、望遠レンズと広角レンズを一体化し、遠方と周辺を確認できる車載カメラシステムを展示する。
ニコンと三菱ふそうトラック・バスは、2020年から共同開発を進め、未来のトラックやバスに新たな価値を創出するための取り組みを行っている。その成果として、望遠レンズと広角レンズを一体化し、遠方と周辺を確認することが可能となるカメラを活用したシステムを確立。ニコンは、この技術を車載のみならず、多様な領域に展開すべく、あらゆる可能性を探索していくという。
主な特長
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望遠レンズと広角レンズの一体化を実現
望遠レンズと広角レンズの一体化を実現し、遠方と周辺を同時に撮影することが可能。遠方と周辺の光軸が同一のために視差が生じないことから、車載カメラであればAIが車両周辺の情報を画像認識する際に、遠方で認識した標識や他車をトラッキングしても、対象を見失ったり二重に認識したりする問題を減らすことができる。 -
車体への効果的な配置により、コストや故障率を低減
車載カメラとして活用する場合、望遠レンズと広角レンズを一体化したカメラシステムを効果的に車体に配置することにより、車両に設置するカメラ台数を抑えながら全周囲360°を途切れなく見ることができ、従来の課題であったシステムコストや故障率などの低減が期待できる。
CES2025の展示では、上記主な特長の効果をVR映像で体験できるという。