Shiftall「HaritoraX 2 Add-on “R”」発表。HaritoraX 2を光学トラッキング併用型に対応[CES2025]メイン写真

Shiftallは、HaritoraX 2の性能を向上させる拡張キット「HaritoraX 2 Add-on “R”」を2025年秋に発売する。

本製品はHaritoraX 2に取り付け、同梱の専用カメラと組み合わせることで光学トラッキング方式に対応する後付けアタッチメント(Add-on)。HaritoraX 2が採用しているIMU方式は各関節の回転角度から姿勢を推定するが、Add-on “R”では絶対位置を取得するため、一度使用開始すると再キャリブレーションの必要がなく、アバター姿勢と利用者姿勢の差異もほとんど発生しないという。

また、HaritoraX 2の標準セットは胴体と足に合計6つのセンサーを装着することで光学的な補助が全くない状態でも問題なく姿勢推定ができるため、他社の胴・足に2~3個のセンサーを取り付ける光学方式と異なり、光学トラッキングが失われた際も姿勢が崩れる(トラッキングが飛ぶ)ことはないとしている。

Base Stationを使用する光学方式とIMU方式(HaritoraX 2)を併用する使い方によって、両方のメリットを総額7万円程度(HaritoraX 2の価格税込39,999円を含む)で実現可能。1台のPCに複数台のカメラを接続することで、カメラの死角を減らし、トラッキングロストを減らすこともできる。

オプション品にした背景として、HaritoraX 2で全身トラッキングをはじめていただき、使用する中で光学式のメリットも享受したいと感じられた方のみが、Add-on “R”を買い足せるようにしたためとしている。

なお、以前発表した「HaritoraX ワイヤレス R」は発展的解消とし、同等以上の性能を持つHaritoraX 2 R Optionの開発に注力していくという。

なお、2025年1月7日〜10日(太平洋標準時)にアメリカ・ラスベガスにて開催されるテクノロジー・イベント「CES 2025」に製品も展示を行う(ブース番号:LVCC Central Hall, Booth #14041)。