パナソニック エンターテインメント&コミュニケーション株式会社(以下:パナソニック)は、あらゆる映像制作・放送・配信のニーズに対応する4Kプロフェッショナルカメラレコーダー「AG-CX20」を2025年2月に発売する。
AG-CX20は、機動力に優れた小型・軽量ボディと、広角25mmからの光学24倍ズームという高いレンズ性能を兼ね備えた4K60p 10bitカメラレコーダーだ。このシリーズは、ワンマンオペレーションでの収録を行うディレクターをはじめ、高い機動力や画質性能が求められるプロの撮影現場まで多くの支持を集めているという。
主な特長
- コンパクトボディでの4K60p記録を可能にした放熱構造
- 確実に被写体を捉える光学性能
- 顔検出/追尾AE&AFに対応したハイプレシジョンAF
- ワークフローを進化させる多彩なネットワーク機能
最新モデルでは、さらに多くの顧客の映像制作に役立てるべく、従来モデルのHC-X2000から改良を加えた。
主な改良点
- ビューファインダーの操作性向上:高解像度1,770KドットOLEDビューファインダーを採用し、アイカップを大型化
- USB-Cポートに変更:USB端子を汎用性の高いType-Cに変更し、給電も可能に
- 低ビットレート記録モードの追加(ファームウェア対応):次回ファームウェアアップデートで、FHD MP4記録の低ビットレートモードを新たに追加予定。28Mbps(50p/59.94p)、24Mbps(23.98p)、20Mbps(25p/29.97p)に対応
- 低速ズームの改善:従来モデルのHC-X2000から約2.8倍の低速ズームに対応し、映像表現の幅が広がった
- 撮影ガイドライン表示対応:構図や水平確認のためのガイドライン表示を追加
- ネットワーク機能の強化:Wi-Fi 5GHzに対応し、USBテザリング機能を追加
- アプリ連携による操作性向上:専用アプリ「HC-ROP」がライブビュー機能に対応。スマートデバイスからカメラ操作が容易に
また、Wi-Fiやイーサネットを利用したFHDライブストリーミングに対応。さらに高画質・低遅延のストリーミングを実現するSRT(今後のファームウェアアップデートで対応予定)プロトコルをサポート予定。システム面では、3G-SDIを備えHDMIとの同時出力にも対応。NDI HX2対応のIP接続機能も備え、ネットワーク環境でのスムーズなライブ配信を実現するとしている。