Vision Researchは、カスタム1メガピクセル(Mpx)、裏面照射型(BSI)センサーを搭載した高速カメラ「Phantom T2110」を発表した。Phantom T2110は、モーション解析や燃焼を含む多くの科学的アプリケーションに最適で、フル解像度で21,000fps以上、640×64で483,330fpsまでキャプチャする。
Phantom T2110は多用途で、独自の12ビット1280×800 BSIセンサーを搭載しており、84.3QExFF(モノラル)、40dBのSNR(信号対雑音比)などの利点があり、厳しい条件下でも優れた画像性能を発揮するという。また、同カメラのセンサー・アーキテクチャは、毎秒21ギガピクセル(Gpx/s)という画像スループットも実現した。
Phantom T2110は、ユーザーが特定のアプリケーションのニーズに合わせてカメラを構成できるように、いくつかのオプションを提供している。これらのオプションには、UV拡張センサー、CineMagインターフェース、露光時間190ナノ秒(ns)のFASTオプション、最大256GBのRAMなどがある。
また、画像ベースのオートトリガー(IBAT)を使用し、マルチシネ・パーティションと連続録画を組み合わせた完全自動化ワークフローも選択可能。プログラマブルI/Oは、高度な同期やデータ収集(DAQ)システムや測定センサーとのインターフェースを必要とするアプリケーションをサポートする。