vMixは、ライブビデオ制作・ライブストリーミングソフトウェア「vMix」の「vMix 28」アップデートを発表した。

vMix 28の概要

Telestrator

vMix Web ControllerにTelestratorが追加された。最新のウェブブラウザから、イラスト、図形、画像を簡単にプロダクションに追加可能。Web Controllerは、Telestratorに使用できる新しい低遅延ビデオフィードを提供する。Telestratorをオーバーレイまたはレイヤーとして作品に追加するだけで、効果が感じられるという。

10個のショートカットをTelestrator画面に追加できるので、タレントは、テレストレーションだけでなく、プロダクションのコントロールも可能。

5つのストリーミング先とエンコーダの統計

NVIDIA GeForceカードで8つのハードウェアエンコードが使えるようになり、vMixはストリーミング先を5つに拡大した。これにより、レコードのような他のエンコード用に、さらに3つの空きができる。また、vMixの統計セクションにエンコーダタブが追加され、現在使用しているエンコーダの数を管理可能となった。

再生時間トリガー

vMix 28には、以下の再生時間トリガーが2つ追加された。同トリガーを使用すると、ビデオが完了する数秒前、または再生中の複数の重要な瞬間にアクションを設定できる。

  • オンプレイバックタイム
  • オンプレイバックタイムリメイニング

新しいMultiViewオプション

vMixにMultiView2が追加され、いくつかの設定オプションも追加された。追加オプションには、プレビュー/出力の削除、プレビュー/出力ミックスの選択、表示されるオーディオの選択、MultiViewをクリックして入力をプレビューに移動する機能などが含まれる。

オーディオアップデート

制作負担を軽減するための、以下の新しいオーディオアップデートが追加された。

  • 新しいシステム/アプリケーション・オーディオ入力
  • オーディオ・ミキサーからすべてのバスを直接表示し、操作可能に
  • オーディオ・バス・マネージャがライブで更新されるので、すべてのバスがドライブ可能
  • スクロールホイールによるオーディオフェーダーの調整を無効にする新しいオプション追加

ミックス入力に独自のオーバーレイとスティンガーが追加

vMix 28では、追加ミックスの作成が新しいレベルになったという。ミックス・インプットにオーバーレイを表示したり、スティンガーを使ってトランジションするショートカットが作成可能となった。

GTデザイナーの新しいアンカーオプション

異なるアンカーオプションを使用してタイトルを拡大縮小可能となった。

60日間無料トライアル

vMix Proの60日間無料トライアルは、vMix.comのダウンロードページにアクセス、ダウンロードしてインストールし、Registerと書かれたところにメールアドレスを入力するだけで、60日間のトライアルが利用可能。

vMix 28は、2023年1月1日以降に購入された方、または過去12ヶ月以内に12ヶ月アップグレードを購入された方は無料でアップデート可能。

上記期間外にアップデートを希望の場合は、アップグレードページからアップデートを行える。12ヶ月間の追加アップデートは60USドル。アップデートを希望しない場合は、現在のvMixバージョンを引き続き利用可能。