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NTT東日本およびNTT DXパートナーは、ビックカメラと連携し、ビックカメラ新宿西口店 ねむりの専門コーナー「Bic Sleep Well」において、顧客が睡眠製品を体験する様子を、美しい非日常風景と合成して映像化し、その場でSNSなどに投稿できるショート動画としてプレゼントする取り組みを2025年2月19日(水)から3月20日(木)まで実施する。

バーチャルプロダクションと生成AIを活用し、「リアル店舗だからこそ実現できる新しい製品体験」と「映像を通じて製品の世界観を楽しむ」という「リアル×デジタル」の体験価値を顧客に提供する取り組みだ。

背景

ビックカメラとビックカメラグループの寝具専門店「生毛(うもう)工房」は、NTT東日本グループが運営する睡眠課題解消に取り組む企業間コミュニティ「ZAKONE」へ2024年9月初旬に加入し、日本の睡眠課題の改善に向けた取り組みを本格的に開始した。その一環として、2024年10月23日(水)にねむりの専門コーナー「Bic Sleep Well」を新宿西口店3Fに開設し、さまざまな睡眠関連商品の提案で、顧客の悩みに寄り添い、快眠に向けたサポートを行っている。

昨今、社会のデジタル化に伴い、消費者の購買行動も変化してきており、小売業においてはリアル店舗とデジタル活用の連携がビジネス成功のカギを握ると言われている。同取り組みでは、「Bic Sleep Well」でしか味わえない製品体験とSNS投稿が可能なショート動画の提供を行うことで、睡眠へのさらなる興味喚起およびリアル店舗の魅力向上を目指すという。

取り組み概要

撮影用の特設ブースに寝具をはじめとする睡眠関連製品を設置し、顧客が製品を利用しているシーンを高画質カメラにより自動で撮影する。自動撮影された動画と、その製品をテーマに生成AIで事前に作成した非日常の背景映像をその場で合成し、SNSなどに投稿できる15秒程度のショート動画を顧客にプレゼントする。

バーチャルプロダクションと生成AIを活用し、「リアル店舗だからこそ実現できる新しい製品体験」と「映像を通じて製品の世界観を楽しむ」という「リアル×デジタル」の体験価値を顧客に提供する取り組み。取り組み期間中にユーザーボイス収集や特設ブース利用数の測定などを行い、同取り組みがリアル店舗の魅力向上にどの程度寄与するかを検証する。

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利用イメージ

グリーンバックで囲まれた特設ブース空間に、体験用の製品と、ビックカメラの最新カメラ機器、撮影機材、映像合成システムを設置しており、撮影は全て自動で行われる。顧客が睡眠製品を体験する様子を撮影し、高画質カメラによる動画と非日常の背景映像が合成されたショート動画が生成される。顧客は自動発行されたQRコードから「非日常空間で眠る風景」のショート動画をダウンロードできる。撮影開始からショート動画提供まで約3分程度で完了する。

各社の役割

ビックカメラ 「Bic Sleep Well」内への特設ブース設置および最新カメラ機器と撮影機材の提供
さまざまなシチュエーションで睡眠課題を解決するための幅広い製品の提案
NTT東日本 同取り組みにおける全体企画
テクノロジーおよび通信サービスの選定
今後の展開検討等
NTT DXパートナー バーチャルプロダクションを活用したシステム構築
ZAKONE加盟企業との連携、展開

今後の展開

NTT東日本およびNTT DXパートナーは、ビックカメラとの同取り組みを広く展開することで、睡眠に対するさらなる興味喚起、個々人の睡眠課題に合わせた製品・サービスの利用促進を図り、日本の睡眠課題解決を推進していく方針。また、同システムを活用した新たな店舗体験を構築し、さまざまな分野での利活用を目指すとしている。