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一般社団法人テクニカルディレクターズアソシエーションは、テクニカルディレクションの優秀なプロジェクトを表彰するアワード「第2回 Tech Direction Awards」を開催する。
第2回では、前回よりもさらに幅広いプロジェクトに応募してもらえるよう、部門を編成した。
「Tech Direction Awards」発足の目的
近年、世の中で使われるシステムが複雑化しているのに伴い、デジタル技術を利用したさまざまなプロジェクトにおいてテクニカルディレクションの必要性が高まっている。だが、まだまだ世の中に浸透していない状況だという。
事業やアイデアなど「実現したいコト・モノ」から「必要なテクノロジー」を逆引きするスキルを、テクニカルディレクションと呼んでいる。
実現の難易度が高かったり、ゴールが明確でなかったり、不確定要素が多いプロジェクトほど「何を作るか」という企画と「どうやって作るか」の設計をセットで考え、相互作用しながら組み立てていくことが重要だという。
テクニカルディレクションは技術を使う仕事の周辺に必ず存在し、テクニカルディレクターという専門職の人材が配置されている場合もあれば、CTO、テックリード、エンジニアチームのマネージャーなどがその業務を遂行している場合も多く見られる。
さまざまなプロジェクトに適切なタイミングでテクニカルディレクターが参画することで、プロジェクトの価値を最大化できることを多くの方に知ってもらおうと、アイデアや表現だけでなく、それらを実現するためのテクニカルディレクションが優れているプロジェクトを表彰し、普段スポットライトの当たりづらい”テクニカルディレクションの重要性”を伝えることを目的として2023年に発足した。
第2回 Tech Direction Awards開催概要
部門 | デジタルサービス/プロダクト部門 フィジカル・エクスペリエンス部門 オンスクリーン・エクスペリエンス部門 R&D/プロトタイプ部門 AI部門 特別賞 ※2024年4月1日〜2025年4月30日に発表、または大幅アップデートされたプロジェクトを対象とする。 |
応募期間 | 2025年2月26日(水)〜4月30日(水)23:59 |
応募要項 | 公式サイトを参照のこと |
表彰と副賞
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- NFTトロフィーおよび記念品の授与
- 授賞式へのご招待
- 受賞作品展示イベントでの作品展示、トークセッション参加
- メディアへの露出
※各部門ゴールド、シルバー、ブロンズ1作品ずつ選出予定(特別賞を除く)
※該当作品なしの場合もあり
審査員
- 大西拓人氏(ソニーグループ株式会社 技術戦略部 シニアマネジャー・テクニカルディレクター)
- 岡田太一氏(株式会社スタッド 代表取締役/sync.dev Tech Director, AI Architect)
- 荻野靖洋氏(株式会社コネル テクニカルディレクター/株式会社知財図鑑 知財ハンター)
- 木村匡孝氏(株式会社TASKO 設計制作部 工場長)
- 久我尚美氏(株式会社 博展 テクニカルディレクター)
- 高尾航大氏(株式会社stu Producer, Technical Director)
- 土屋泰洋氏(Dentsu Lab Tokyo Creative Director, Creative Technologist, Researcher)
- 松井康彰氏(WOW inc. Executive Officer, Producer)
※順不同・敬称略
協賛企業
- プラチナスポンサー:株式会社乃村工藝社
- ゴールドスポンサー:ワウ株式会社
- シルバースポンサー:株式会社Afterimage、株式会社iDatengo、株式会社コネル、株式会社ZIZO DESIGN、株式会社ソフトディバイス、株式会社 大広、PARADE Design Firm、株式会社プリズム、株式会社モンタージュ
- 特別協賛:合同会社 暗号屋、sync.dev、株式会社博展、株式会社NOT FOUND、株式会社ファブリカ、ベースドラム株式会社
- メディアパートナー:Web Designing、SELECK、知財図鑑、PRONEWS
※五十音順
前回の様子
第1回では、TOKYO NODE LABにて授賞式および懇親会、そして404 Not Foundにて受賞作品展示および受賞者と審査員によるトークセッションを実施。受賞者や協賛企業の皆様による交流が広く行われ、新たなコラボレーションにつながる場となった。
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