KIPONは、富士フイルムの中判カメラGFXシステムのボディでペンタックス67レンズを使用するための0.62倍フォーカルレデューサーアダプター「P67-GFX」を本国中国で発表した。
KIPONは、優れた光学技術を持つ「Module 8」チームと共同開発した0.62x光学フォーカルレデューサーレンズを正式に発表した。ペンタックス67の6×7フォーマットレンズを、44×33センサーサイズをカバーするレンズに変換し、レンズを大幅に広角化し、1.5段分の光量を増やすことができる。
この優れた光学システムは、13回のアカデミー賞を受賞した「ハリウッドの光学デザイナー」の異名をもつIain Neil氏によって設計された。これらの製品は、富士フイルムGFXカメラを使用する写真家向けに特別に設計されている。
この技術革新により、中判カメラとペンタックス67レンズの組み合わせが実現し、卓越した結果を得ることができる。P67-GFX 0.62xはレンズの焦点距離を短縮することで光の透過率を高め、事実上、絞りは明るくなる。
例えば、F2.8のレンズはF2.0になる。被写界深度はよりぼやけたものになる。焦点距離は0.62倍に短縮され、有効長が短くなることで撮影範囲が広くなる。これにより、ペンタックス67レンズの画角をカメラセンサー上で完全に復元することができる。
■特長
- スイスで「ハリウッドの光学設計者」の異名をもつイアン・ニールが設計
- 絞り値を1.5段分拡大
- 撮影範囲は0.62倍に拡大
- 高品質光学ガラス7枚5群レンズを内蔵
- 無限遠にフォーカス可能
