
ライカ共同開発クアッドカメラ搭載、撮影体験を革新
2024年5月に発売されたXiaomi 14 Ultraは、多くのユーザーおよび有識者から高い評価を受けた、2024年を代表するスマートフォンである。特に、カメラ性能とコンセプトは注目に値する。オープンマーケットで販売される約20万円の製品として、これは特筆すべき出来事であった。そして、Xiaomi 14 Ultraからさらに進化を遂げたXiaomiの最新フラッグシップスマートフォンが、この度発表された。Xiaomi 15 Ultraである。


Xiaomi 15 Ultraは、3月13日より予約を開始し、来週3月18日より販売を開始する。昨年はグローバルでの発表から2ヶ月遅れて5月に発売となったが、今年はグローバルとほぼ同時に日本国内へ提供できる運びとなった。
Xiaomi 15 Ultraのデザインとカラーは、伝統的なカメラデザインから着想を得ている。ヒーローカラーのシルバークロームは、ブラックとシルバーの2トーンで構成され、ブラックの部分はレザーの質感を模している。右肩にはUltraであることを示すエンブレムが配されている。

進化したポイントを中心に、その機能について紹介しよう。まずは、Xiaomi 15 Ultraの最も注目すべき点であるカメラ機能についてから紹介する。Xiaomi 14 Ultraと同様に、ライカと共同開発したクアッドカメラシステムを搭載している。
Xiaomi 15 Ultraには、トリニティレンズ、いわゆる大三元レンズを搭載している。本格的な写真撮影において重要な焦点距離をカバーするために必要不可欠なレンズの組み合わせをスマートフォンのカメラで実現している。この一眼カメラのフルセット体験をモバイルにもたらすことを、Xiaomiの目標としている。
具体的には、大口径F2.2の「14mmライカ超広角カメラ」、2倍となる46mm相当の焦点距離をカバーする「23mmライカ1インチ広角カメラ」、そして2つの優れた望遠カメラである「70mmライカフローティング望遠カメラ」と「100mmライカテレスコープ望遠カメラ」を搭載している。


14mmから200mmまで、トリニティレンズ、すなわち大三元レンズでカバーする焦点距離を、コンパクトで機動性のあるモバイルデバイスに凝縮した。これにより、複数の重いレンズを持ち歩いたり、交換したりする必要はなくなる。

まず、メインカメラについて紹介する。23mmのメインカメラには、業界をリードするソニーの1インチ、5000万画素のセンサーを搭載している。
このセンサーは14EVのダイナミックレンジを誇り、明暗の差を精確に捉える。F値1.63 Summiluxレンズと組み合わせることで、高い次元の光学品質を実現している。

また、ライカオプティクスによって認定された超低反射光学ガラスにより、フレアやゴーストを大幅に低減することに成功した。そして、Xiaomiデバイスとして初めて13チャンネルのスペクトルセンサーを搭載し、色温度とホワイトバランスを正確に最適化する。

次に、最大の進化ポイントである望遠カメラについて紹介しよう。焦点距離100mmのライカテレスコープ望遠カメラは、通常のスマートフォンではメインカメラにも搭載されることが稀な、1/1.4インチ2億画素の大型イメージセンサーを採用している。
このセンサーがXiaomiの大口径ペリスコープ光学レンズ設計と組み合わされることで、望遠カメラとしては非常に多くの光を取り込むことが可能になる。実際、Xiaomi 14 Ultraと比較して、Xiaomi 15 Ultraは2倍以上の光を取り込むことができる。100mmの焦点距離は、このレンズの性能を最大限に引き出す。
続いて、200mmの焦点距離では、2億画素のセンサーを生かしたロスレスズームにより、画質の劣化なく細部を捉える。さらに、400mmの焦点距離では、デジタル処理が飛躍的に向上したことで、実用的な素晴らしい写真を撮影できる。最大120倍までのデジタルズームに対応する。この優れた望遠性能は、Xiaomiが得意とするポートレート撮影でも威力を発揮する。

光学レベルの望遠ズームとマスターポートレートモードが融合することで、素晴らしい瞬間を捉えることが可能。そして、これまで望遠の焦点距離では不利とされていた夜間撮影も、新たな夜間撮影モードにより、全く新しい夜の表現が可能としている。
Xiaomi 15 Ultraフォトグラフィーキットレジェンドエディション登場
次に、フォトグラフィキットについて紹介しよう。その名も「Xiaomi 15 Ultraフォトグラフィキットレジェンドエディション」である。

今回、新たにカメラグリップを握った時の安定性を向上させるために、取り外し可能なサムレストを搭載した。また、取り外し可能なレリーズシャッターボタンにも注目である。軽いタッチで心地よい感触でシャッターを切ることができる。



また、ライカのクラシックなシャッター音の変更も可能になった。グリップに搭載されたバッテリーは2000mAhに増量した。これは、Xiaomi 15 Ultraと接続すると、さらに32%のバッテリーを追加できることを意味する。

新しいフォトグラフィーキットには、必要なものが全て揃っている。ユーザーからの様々なフィードバックを基に、従来からのコンセプトはそのままに、操作性が格段に向上し、撮影体験が飛躍的に向上した。Xiaomi 15 Ultraを購入したら、ぜひとも手に入れたいキットである。



8K録画、全焦点距離Dolby Vision動画撮影対応でビデオ性能も進化
Xiaomi 15 Ultraは、ビデオ性能も優れている。8K録画、そしてフロントカメラによる4K録画、全ての焦点距離でのDolby Vision動画撮影は、Xiaomiデバイスでは初めてである。メインカメラを使用すると、クリアな4K 120fpsのビデオを撮影できるが、Xiaomi 15 Ultraでは100mmの望遠カメラでも4K 120fpsの動画が撮影できるようになった。

Xiaomi 14 Ultraでも10bit log動画撮影が可能であったが、メインカメラのみの対応であり、画角が限られることへの不満があった。Xiaomi 15 Ultraでは、4つのカメラ全てで10bit log動画撮影が可能になった。これにより、ポストプロダクションの可能性が飛躍的に向上する。プロフェッショナルなユーザーに喜ばれる機能である。

そして、Xiaomi 15 UltraはAndroidとして初めてACESシリーズ製品パートナーとして認められた。

WQHD+ディスプレイ、Snapdragon 8 Gen 3、急速充電で快適体験
Xiaomi 15 Ultraは、スマートフォンとしての機能も優れている。ディスプレイは引き続き、両端がわずかに湾曲した美しく持ちやすいオールアラウンドリキッドディスプレイを採用している。6.73インチのLTPO有機ELディスプレイは、WQHD+(2K)解像度、最大ピーク輝度3200nitを誇る。


続いて、パフォーマンスについて紹介しよう。Xiaomi 15 Ultraには、業界をリードするSnapdragon 8 Eliteモバイルプラットフォームを搭載している。最先端の3nmプロセスにより、前世代と比較してパフォーマンスが飛躍的に向上した。

CPUとGPUの消費電力はそれぞれ52%と46%削減され、大幅な効率化を実現している。さらに、NPUは80TOPSという高い処理能力を備え、様々なAI機能を快適に扱えるようにサポートする。この業界最上級のチップ性能は、Xiaomi AISPに代表される高度なカメラ画像処理にも生かされている。

高い性能も、適切な冷却性能がなければ十分に発揮できない。カメラとチップセットにまたがる2つの冷却ループを統合し、カメラシステムのパフォーマンスも向上させる。また、新しいXiaomi 3DデュアルチャネルIceLoopシステムにより、熱伝導率がさらに向上した。これまでで最も優れた冷却システムとしている。

Xiaomi 15 Ultraには、エネルギー密度が非常に高いサージバッテリーが採用され、容量は5410mAhに拡大した。この高密度化は、業界をリードする10%のシリコンカーバイト配合技術により実現している。
Xiaomiといえば急速充電も有名だ。90W HyperChargeに対応し、対応の急速充電器も付属する。また、ワイヤレス充電やリバースワイヤレス充電にも対応する。
Xiaomi 15 Ultraは、ホワイト、ブラック、シルバークロームの3つのカラーで展開する。カラー選びも、フラッグシップ級の楽しみとしている。ブラックは、マットで高級感のある仕上がりである。カメラ部分の赤いリングがアクセントとなっている。
ホワイトは、シルクのようなテクスチャーが施されたトリプルレイヤーのバックパネルデザインとなっている。カメラらしさは控えめで、一見するとカメラ特化型とは分からないかもしれない。

フラッグシップモデルの集大成、価格と特典も魅力
最後に機能のまとめを紹介しよう。Xiaomi 15 Ultraは、Xiaomiのフラッグシップスマートフォンとして、撮影体験のさらなる高み、頂点を目指して開発された。最新のテクノロジーを惜しみなく投入した、最も優れたカメラシステムを搭載したモバイルフォトグラフィプロダクトだ。前世代モデルと比較して、主な機能だけでも下記のようなアップグレードがある。中でもeSIMへの対応は、喜ばれる方もいるだろう。

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価格に貸しては、Xiaomi 14 Ultraは税込19万9,900円での発売であった。Xiaomi 15 Ultra 16GB/512GBの構成で、税込17万9,800円である。様々な機能進化を遂げた上で、2万円安い価格を実現する。そして、16GB/1TBの構成は、税込19万9,800円としている。

1TBのストレージを選べるスマートフォンは他にもあるが、20万円を切るのはXiaomi 15 Ultraだけであろう。Xiaomi 15 Ultraは、3月13日より予約を開始し、記載の販路にて3月18日より順次発売する。新たにオープンするXiaomiストアでも購入できる。
合わせて使いたいXiaomi 15 Ultraフォトグラフィーキットレジェンドエディションの価格は税込1万9,800円。Xiaomi 15 Ultraの発売を記念し、4月15日までに購入した方にはもれなくプレゼントする。
さらに、購入特典第2弾として、期間内に購入の方には、Xiaomi公式サイトにてスペシャルプレゼント抽選にも参加できる。Xiaomiの電気自動車SU7 Ultraの模型をはじめ、ギフトカード最大1万円分などが当たるキャンペーンである。さらに特典その3として、プレミアムサービスを提供する。24ヶ月の品質保証や1回限定のスクリーン破損保証など、安心して利用できる様々なサービスなどがある。
