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株式会社コシナは、2025年4月15日に発表した同社が取り扱うVoigtlanderのフォクトレンダーブランド、VMマウントの新製品「NOKTON 35mm F1.2 Aspherical IV/NOKTON 50mm F1.2 Aspherical II/LH-14/LH-15」を2025年5月23日に発売する。

なお、同日に発表された「NOKTON 40mm F1.2 Aspherical II」の発売日は後日案内するとしている。

NOKTONとは、フォクトレンダーのレンズの中でもF1.5以下の開放F値を持つ大口径レンズに与えられる称号だ。初代のNOKTONが登場した1950年代では、光量の少ない条件でも写真撮影を可能とするレンズとして位置付けられていた。それに対し撮像素子の高感度化が進んだ現代における大口径レンズのメリットとは、絞りを開くことによる大きなボケを写真表現として活用できることだ。

今回、発売する製品もF1.2の大口径による大きなボケとコンパクトで取り回しのしやすいサイズ感だという。

主な変更点は、レンズ先端部のフィルター取り付け部をシルバー仕上げからブラック仕上げにすることで全体の印象を引き締まったものにするデザインを採用したことに加え、構造部分を見直すことで軽量化(35mm F1.2:332g→300g、40mm F1.2:315g→267g、50mm F1.2:347g→322g)を実現した点である。

レンズ先端部のフード取付けバヨネット形状も変更し、新設計の専用フード(別売)ではスリット位置を決定しやすくなり、収納時にリバース装着することが可能になった。フード全長を切り詰めたスタイルのLH-14は35mm、40mm、50mmの3本に対応。全長の長いヴィンテージスタイルのLH-15は40mmおよび50mmに対応する。