
ブラックマジックデザインは、DaVinci Resolve 20のパブリックベータ4を発表した。同社ウェブサイトから無償でダウンロード可能。
さらに改善された今回の新しいベータ版では、キーフレームのイージングにフラットモードが追加された。これにより、エディットページまたはカットページでアニメーションを編集する際に、一時停止または停止位置からイーズインやイーズアウトが簡単に実行できるようになる。
例えば、弾むボールのアニメートを行っている場合、フラットモードでは、ボールが一番高い位置に達した際に一旦止まり、その後、落下していくようになり、実際の物理的原理に基づいた動きを再現する。
同アップデートでは、カーブエディターを使用時にクリップのハンドルを表示するオプションも追加され、クリップ前後の使用されていないフレームでキーフレームを使用できるようになった。これにより、クリップの前後に適用された不透明度、位置、ズーム、その他のエフェクトのコントロールが簡単に行える。
他の改善点としては、カーブで作業している際に、キーフレームを右クリックすると、イージングオプションにアクセスできるようになった。この操作で表示されるオーバーレイウィンドウですばやく調整できるため、編集プロセスがスピードアップすると同時に、キーフレームを意図せずに動かしてしまうことを防ぐという。
Studio版においては、同アップデートでIntelおよびAMDのWindowsにDaVinciリモートモニタリングのサポートが追加された。DaVinci Resolve Studioビューアのライブ配信をサポートするコンピューターの種類が増え、リモートモニターに表示できるようになったため、リモートの編集やカラーグレーディングが今まで以上に簡単に行えるとしている。
さらに、手動で作成した字幕や読み込んだ字幕のアニメーションのサポートも改善。DaVinci Resolveは、タイムラインの位置、長さ、文字数に基づいてアニメーションのタイミングを計算するため、各文字のアニメーションがさらにスムーズで自然になるという。

