Blackmagic Designによると、サンフランシスコ州立大学の映画学部の授業、ワークショップ、実習などに、様々なBlackmagic Designのデジタルフィルムカメラや、編集、グレーディング、VFX、DaVinci Resolve Studio、その他のハードウェアが使用されているという。40台以上のBlackmagic Design製カメラを所有する同校は、映画入門コースから卒業論文、大学院コース、実際の制作まで、学生の学習レベルに合わせて機材を割り当て、カリキュラムをカスタマイズしている。

同校の講師であるクリストファー・ウーテン氏によると、同学部は2015年以来、Blackmagic Designのカメラを使用しているという。

ウーテン氏:フィルムからデジタルへの移行においては、すぐに映画のようなルックを作成できるツールが必要でしたが、Blackmagic Designのカメラはそれを実現できました。

もちろん、市場には多様な選択肢があり、映像作家はそれぞれカメラに関する独自の意見がありますが、学生がこれより汎用性の高いソリューションを見つけることは難しいでしょう。使いやすさと画質に加え、競争力のある価格のバランスを踏まえると、駆け出しの映像作家と教育機関の両方にとって、Blackmagic Designの製品は優れた選択肢として独自の位置を占めています。

同氏は映画とアニメーションにおいて豊富な知識を備えているため、映画入門コースの講義から実習、美術から撮影、論文、フィルム現像など、多数のコースを教えている。

ウーテン氏:当校は、実験的な作品、ドキュメンタリー作、フィクション作を制作してきた長い歴史があります。これは、撮影とポストプロダクションにおける幅広い見識とスキルが必要になります。そのため、複数の分野にまたがって柔軟に対応し、学生の創造性のレベルに関係なく使用できる品質と安定性が得られると同時に、私に合わせて適応できるツールが必要となっています。そこで注目したのが、Blackmagic Designのカメラです。使いやすいだけでなく、プロ仕様の機能が搭載されています。

同校では、約30台のBlackmagic Pocket Cinema Camera 4K、6台のBlackmagic Pocket Cinema Camera 6K、5台のBlackmagic URSA Mini Pro 4.6K G2デジタルフィルムカメラに加え、フィニッシングスタジオではカラーグレーディングとDCP制作に、数台のDaVinci Resolve Mini PanelとDaVinci Resolve Studioの組み合わせが使用されている。

ウーテン氏:当校の授業では、学習レベルに応じて機材を割り当てています。

学生が経験を積み、機材の使い方を学ぶにつれて、より高度な機材を使用するようになります。Pocket Cinema Camera 4Kは、入門コースとその上のコース向けです。

Pocket Cinema Camera 6Kは主にドキュメンタリーコースに使用されていますが、撮影と論文コースでも使われ始めています。URSA Mini Proは、4年生や大学院コースがフィクションまたはドキュメンタリーの制作を行うために割り当てられています。DaVinci Resolveはすべての撮影コースで長年使用されており、私の編集コースでも使用しています。

ポストプロダクションコースでは、DaVinci Resolve Studioの汎用性の高いツールが役立っており、編集、カラーグレーディング、VFXの全てにおいて、同氏の講義と実習に使用されているという。

ウーテン氏:もちろん、DaVinci Resolveのカラー用ツールは卓越していますし、学生は使用方法を一度理解したら、誰もが喜んで使用し、いろいろと使用方法を深く学んでいます。私自身、Fusionページを学んでおり、学生に対してもオンラインのトレーニングプログラムで使用方法を同様に勉強することを勧めています。バージョン19の新しいFairlightツールには驚かされています。学生たちは、音声分離およびリミックスツールがいかに便利であるかを実感しています。これに授業丸一日を費やしたことがありました。嬉しい悲鳴といえますね。

DaVinci Resolveはバージョンが上がるたびに、カメラではハードウェアやファームウェアのアップデート毎に、画期的な機能が追加され、より便利になっています。デバイス間における一貫性、Blackmagic OSのわかりやすさ、ポストプロダクションとのシームレスなつながりはすべて、経験のない学生が知識を身につけ始めるのに役立ち、上級レベルの学生や教員にとっても極めて重要な役割を果たしています。

業界の現状により、新たな視点を持って、これまでとは異なるツールを選ぶようになってきています。こうした業界の基準が変化しつつある中、余計なことに時間を費やす必要なく、能力を高めながら、視覚的に物語を伝える手助けを行うツールを提供することで、新進の映像作家たちをサポートしていくことに積極的に取り組んでいきたいと思っています。教員として、学生たちが、視覚的に人の心を引き付け、表現力豊かに創作し始めるのを見ることは非常に喜ばしいことです。