
リーダー電子株式会社は、AI Picasso株式会社の全発行済株式を取得し、完全子会社化することが決定したと発表した。
譲渡の概要・背景および将来の展望
同社は、動画制作市場は順調に成長していると認識しており、今後もその傾向は継続するものと見込んでいる。一方、動画制作市場の拡大に人的資源が追い付かず、動画制作の大きな障害となっているケースが顕在化してきている。
このような動画制作の障害を取り除くべく、同社は2020年以降、新たな事業領域としてVMA事業(Video Management Automation)を提唱し、動画制作の自動化・省力化に向けたソリューションの開発に取り組んできたという。
このソリューションの開発に、進化の著しい生成AI技術を活用すべく、画像生成AIにおいて国内トップクラスの技術力を持つAI Picasso社への業務委託を通じた協業を昨年度より開始した。
上記の業務委託を通じ、VMA事業における生成AI技術の可能性・実効性を認識し、VMA事業の成長の一層の加速化を図るべく、この度AIに関するAI Picasso社を子会社化することとした。


リーダー電子代表取締役の長尾行造氏は、次のようにコメントしている。
長尾氏:生成AI技術の実用化には様々な課題がある故、その課題を先に克服した者が大きな事業機会を得られます。
この度AI Picasso社がグループに参画したことで、生成AI実用化への取組みを加速化でき、益々需要が高まるVMA事業のソリューションをいち早く、より多様に提供してまいることで、動画制作市場の更なる発展に貢献してまいる所存です。

