NANLITE、「FMマウントプロジェクションアタッチメント18°-36°」発表。プロフェッショナル向けの高精度なライトシェーピング

NANLITEは、「FMマウントプロジェクションアタッチメント18°-36°」(以下:PJ-FMM-18-36)を発表した。PJ-FMM-18-36は、NANLITE FMマウントLEDスポットライト用に特別に開発された光学部品だ。同製品により、ガファーや撮影監督は、鮮明で均一なビームを正確に配置することができるという。多目的なプロジェクション・アタッチメントとして、18°から36°のズーム範囲を提供し、優れたエッジコントロールとフィクスチャーの照度を大幅に向上させるとしている。

卓越した光質

非球面ガラスを使用した高精度光学設計により、シャープなエッジと均一な照明を実現。非球面光学系は収差を最小限に抑え、97%のビーム均一性と96%のCCT精度を達成し、歪曲収差は3%(ビーム角18°で測定)。高度なレンズコーティングは、光透過率を向上させ、色精度を助け、色ずれを最小限に抑える。マットブラックのインナーバレルは、内部反射や迷光を低減し、よりシャープなビームを実現するという。

精密なビーム調整は、アクセスしやすい大きなズームリングで行う。プロジェクション・アタッチメントには独自のヨークがあり、フィクスチャーと組み合わせたときのバランスと安定性を向上させる。また、セットアップを下方に大きく傾けることが可能。各部のデザインは、幅広いプロフェッショナルな照明用途に最適なオプションとなることを目指しているという。

印象的な照度

PJ-FMM-18-36は、ビームを効果的に集光し、フィクスチャーの照度を最大21倍まで大幅に向上させる。FMマウントCOBフィクスチャーと完全に互換性がある。

多彩なコントロール

PJ-FMM-18-36は、通常の固定アングルのプロジェクションレンズと比較すると、柔軟性とクリエイティブなコントロールが大幅に向上しているという。調整可能なビームアングルにより、ユーザーはレンズを交換することなく、ライトのサイズと焦点を微調整することができ、セットでの労力と重要な時間を節約できる。レンズバレルは360°回転するため、ゴボプロジェクションやシャッターカットを簡単に回転することが可能だ。

耐久性

ハウジングは主にアルミ合金製で、ナイロン製部品が使われているため、セットでの長期使用に適しているという。ヨークにより、フィクスチャーを下方に大きく傾けることができ、ジュニアレシーバーまたはベビーピンでスタンドにマウントできる。

多様なライトシェイプの可能性

内蔵シャッターで照射エリアを正確にシェーピングし、ジェルフレームスロットでジェルを簡単に挿入が可能。キットには、独自サイズのゴボホルダーと4個のゴボ、および幅広い互換性のためのユニバーサルMサイズゴボホルダーが含まれている。既存のFMマウントプロジェクションアタッチメント10°/19°/36°レンズ付き(PJ-FMM-10/19/36)と同様に、オプションの18枚羽根アイリスダイアフラム(PJ-FMM-AI)に対応している。

安全な保管と輸送

保護裏地付きのパッド入りキャリングバッグが付属している。プロジェクション・アタッチメントにぴったりとフィットし、輸送時の衝撃保護にも優れているという。

主な特長

  • 18°~36°の精密ズーム
  • NANLITE FMマウントフィクスチャーに対応
  • フィクスチャーの照度を大幅にアップ
  • 360°回転可能なレンズバレル
  • フィクスチャーの下方向への傾斜を大きくするヨーク付きデザイン
  • 互換性の高い独自サイズとMサイズのゴボホルダーを同梱
  • 調整可能なシャッターによる正確なビーム・シェーピング
  • ジェルを素早く挿入できる便利なジェルフレーム
  • 安全に持ち運べる丈夫なキャリングバッグ

PJ-FMM-18-36は現在出荷中。6月26日~28日にミュンヘンで開催されるEuro Cine Expo 2025(ブース番号:208)に展示される予定。