250701_Z8_top

ニコンはフルサイズ/FX フォーマットミラーレスカメラ「ニコン Z8」のファームウェア Ver.3.00を公開した。同社ダウンロードセンターからダウンロード可能。

アップデート内容は以下の通り。

静止画撮影関連

  • AFエリアモードの[ワイドエリアAF(C1)]および[ワイドエリアAF(C2)]で設定できるAFエリアの範囲を拡張
  • マニュアルフォーカス時の被写体検出設定に対応
  • マニュアルフォーカス時の被写体検出範囲の設定を追加
  • ピクチャーコントロールの機能として、フレキシブルカラー機能に対応
  • [ハイスピードフレームキャプチャー+]にレリーズモード[C15]を追加
  • 「ハイスピードフレームキャプチャー +」撮影時の画質を設定する機能を追加
  • [静止画撮影メニュー]にノイズ低減処理の種類を選ぶ[高感度ノイズ処理モード]を追加
  • [静止画撮影メニュー]>[高周波フリッカー低減]に周波数設定モードを追加し、周波数のプリセットを設定できるようにした
  • [静止画撮影メニュー]>[フォーカスシフト撮影]に[オプション]が追加され、[ピクセルシフト撮影]との併用ができるようになった
  • [静止画撮影メニュー]>[ピクセルシフト撮影]に[オプション]が追加され、[AE ブラケティング]との併用ができるようになった。また、[撮影開始時の記録フォルダー]が追加された
  • セルフタイマーに設定している場合でも[ピクセルシフト撮影]を設定できるようになった
  • [静止画撮影メニュー]>[オートキャプチャー]に以下の機能追加と変更を行った
    • 撮影開始日時と撮影時間を事前指定できる予約機能を追加
    • カメラのマニュアルフォーカス設定に対応
    • 設定画面の表示と項目名の一部変更
    • [詳細条件:距離]で設定できる範囲を拡張
    • レリーズモードに追加された[C15]に対応
    • オートキャプチャー撮影実行時に黄色の枠を表示
  • Profoto A10のLED定常光をAF補助光として使用可能になった
    ※Profoto A10ファームウェアのバージョンアップが必要。詳細は Profoto 社 Web ページを参照

動画撮影関連

  • AFエリアモードの[ワイドエリアAF(C1)]および[ワイドエリアAF(C2)]で設定できるAFエリアの範囲を拡張
  • マニュアルフォーカス時の被写体検出設定に対応
  • マニュアルフォーカス時の被写体検出範囲の設定を追加
  • ピクチャーコントロールの機能として、フレキシブルカラー機能に対応
  • [動画撮影メニュー]>[オートキャプチャー]に以下の機能追加と変更を行った
    • 撮影開始日時と撮影時間を事前指定できる予約機能を追加
    • カメラのマニュアルフォーカス設定に対応
    • 設定画面の表示と項目名の一部変更
    • [詳細条件:距離]で設定できる範囲を拡張
    • オートキャプチャー撮影実行時に黄色の枠を表示
  • [動画撮影メニュー]>[ハイレゾズーム]を[ON]に設定している場合、カメラが被写体を検出すると撮影画面に被写体検出枠が表示されるようになった
  • HDMI 経由のファイル名送信に対応した外部レコーダーに動画を記録するとき、カメラでのファイル名を含める機能を追加。対応している ATOMOS 社の外部レコーダーは以下の通り(2025 年5 月現在)
    • Ninja V
    • Ninja V+
    • Ninja(2023年発売モデル)
    • Ninja Ultra
    • Shogun(2023年発売モデル)
    • Shogun Ultra
    • Shogun Connect

※一部のレコーダーでは、ATOMOS OS のアップグレードやレコーダーの有償アクティベーションが必要となる場合がある。

再生関連

  • 再生メニューと再生時のi メニューの[フィルター再生の条件設定]に[日付]を追加
  • 再生時のiメニュー[画像編集]に[画像編集機能のカスタマイズ]を追加
  • 再生メニューに[再生中の画面自動回転]を追加

操作関連

  • [カスタムメニュー]>a14に[絞り開放Lv]を追加
  • [カスタムメニュー]>a16に[フォーカスリミッター設定]を追加
  • [カスタムメニュー]>c2[セルフタイマー]の[連続撮影間隔]に[最短]を追加
  • [カスタムメニュー]>f1とg1[iメニューのカスタマイズ]に i メニューに割り当てられる機能として、[オートキャプチャー]を追加
  • 以下の[カスタムメニュー]に割り当て可能なボタン、割り当てられる機能を追加。また、[拡大画面との切り換え]の設定項目が変更になった
    • f2[カスタムボタンの機能(撮影)]
    • g2[カスタムボタンの機能]
  • [カスタムメニュー]>f3[カスタムボタンの機能(再生)]に機能を割り当てられるボタンと割り当てられる機能([編集前の画像へジャンプ]や[トリミング]など)を追加

ネットワーク関連

  • スマートフォンとの無線接続方法として[Wi-Fi接続(ステーションモード)]を追加
  • [ネットワークメニュー]>[FTPサーバーと接続]でポート番号を指定できるようになった
  • [ネットワークメニュー]>[FTPサーバーと接続]>[オプション]に[送信時の HEIF 変換]を追加
    ※変換後のHEIF画像はメモリーカードには保存されない

その他

  • 音声メモを録音するときに外部マイクを接続している場合、その外部マイクを使用して録音できるようになった
  • マルチセレクターまたはサブセレクターでフォーカスポイントを移動中に、移動する方向を変えても移動速度が遅くならないように仕様を変更
  • [カスタムメニュー]>g14に[ビューアシスト]を[ON]にした際の階調特性を変更
  • [動画撮影メニュー]>[動画記録ファイル形式]で[ProRes 422 HQ 10-bit(MOV)]に設定して撮影した際に、メタデータに会社名と機種名が記録されるようになった
  • 法人向けリモート撮影システム「NX Field」機能に対応
    ※スマートデバイス用アプリ「NX Field」は一部の国・地域では使用できない
  • IPアドレスを自動取得後、自動取得を OFF にしても取得したアドレスを保持するよう対応
  • TCP/IP編集画面にて、自動取得したゲートウェイ/DNS サーバーのアドレスを表示するよう対応
  • 送信時に画像ファイルがリネームされた場合、画像ファイル名と音声ファイル名を一致させるよう対応