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株式会社TBSテレビ(以下:TBS)と株式会社WOWOWが提供している、独自プロトコルによる映像・音声・制御信号伝送ソフトウェア「Live Multi Studio」(以下:LMS)が、2025年7月25日に大型アップデートを実施した。UIを全面的に見直し、より直感的に操作しやすくなったという。

また、先行してベータ版での提供を行っていたWindowsアプリは正式版としてサービスを開始した。

「Live Multi Studio」とは

Live Multi Studioは、TBSとWOWOWが共同で開発した独自プロトコルによる映像・音声・制御信号伝送ソフトウェア。2024年3月に無償提供をはじめ、2024年11月から有料プランを開始している、放送現場の要求水準を満たす品質の高さにより、リモートプロダクションをはじめとする映像制作分野で多くの利用実績を重ねている。

主な特徴

  • 公衆インターネット網で、ポートの開放等を意識せず、簡単に接続
  • 遠隔からでも違和感なく、機器操作が行なえる超低遅延環境を提供
  • ネットワークの乱れによる映像信号の欠落や揺らぎを修復
  • 映像や音声以外にも、制御信号を送受信することが可能 等

現行プロトコルでは実現が難しかった機能を、すべて提供できるソフトウェアだとしている。

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大型アップデートのポイント

  1. UIの全面的なリニューアル
    macOS版、Windows版のアプリ画面のデザイン(UI)を全面的に刷新。より直感的に操作できるようになった。
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  1. 安定性の向上
    アプリケーション性能を改良し、映像・音声・制御信号の伝送の安定性が向上した。
  2. Windowsアプリの正式版提供開始
    先行提供していたベータ版に対する、ユーザーからの意見・要望を基に機能の改善や追加を重ねてきた。正式版では、LMSが持つ本来の性能を最大限に引き出し、より安定して、快適に利用できるようになる。