ブラックマジックデザインは、「Blackmagic Media Player 10G」の出荷が一部機能制限付きで開始されたと発表した。

フロントパネルのThunderbolt接続が認証されなかったため、本製品のThunderboltポートは背面のみとなる。しかし、この変更により製造コストが削減できたことから、販売価格は当初の予定より50ドル引き下げられ、945USドル(国内販売価格は税込157,800円)となった。すでに予約注文済みのユーザーにも、この新価格が適用される。

Blackmagic Media Player 10Gは、リプレイ時以外にフィル&キー出力をミュートする機能や、専用のモニタリング出力など、DaVinci Resolveでのリプレイ作業に特化した機能を多数搭載している。また、1本のThunderboltケーブルでビデオ、オーディオ、拡張デスクトップ、イーサネットネットワーク接続のすべてに対応するため、ノートPCをリプレイに使用する際の、複雑になりがちなケーブル配線を簡素化できる。

なお、本製品のThunderbolt機能は多岐にわたるため、初回のインストール時にはマニュアルを熟読することが推奨される。セキュリティ上の理由から、OSはイーサネット、USB、ビデオキャプチャーなど複数のドライバーのインストール許可を求める。正常に動作させるための詳細な設定方法は、取扱説明書に記載されている。