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ソニー株式会社は、2025年9月13日から21日まで国立競技場で開催される「東京 2025 世界陸上競技選手権大会」のオフィシャルパートナーとして、αカメラなど撮影機材のサポートに加え、グループ会社ホークアイの審判判定支援サービスを提供し、公平で正確な大会運営を支援する。スポーツの持つエンターテインメント性をテクノロジーの力で拡張し、世界に届けるとしている。

同大会では、デジタル一眼カメラα(Alpha)やGマスターをはじめとする多彩な交換レンズ、高速モバイルデータ通信を活用しコンテンツの即時伝送を支援するポータブルデータトランスミッター、システムカメラや放送向けソリューションが報道や制作などに活用される。

これらの最先端のテクノロジーの活用を通じて、フォトグラファーやビデオグラファーなどのクリエイターがアスリートの躍動をとらえ、競技の生み出す感動を世界の人々に届けることに貢献する。

主な活動について

ワールドアスレティックス メディアアカデミーの支援

ワールドアスレティックスが次世代のスポーツ報道の専門家の育成を目的に主催するワールドアスレティックス メディアアカデミーのパートナーとして、グローバルで活躍する11名の若手フォトグラファー向けワークショップを支援する。

同ワークショップでは、第一線で活躍するフォトグラファーによる指導および競技トラックでの実践的な撮影機会を通じて、若手フォトグラファーの創造力を引き出すとともに、競技の魅力を新たな視点で伝える力を育成する。また、将来のスポーツ報道の発展にも寄与することを目指しているという。

審判判定支援サービスの提供

ソニーのグループ会社であるHawk-Eye Innovations(ホークアイ)の審判判定支援サービスを提供する。同大会で使用されるホークアイのビデオリプレイサービスは、国立競技場で行われるすべてのトラックおよびフィールド競技に導入され、レースや試技において違反が疑われる場合に、トラックや天井に設置した複数のカメラの映像を審判に提供することで、公平な大会運営やより正確で効率的な判定を支援する。

また、違反が確定した場合には、判定に用いられた映像に加え、当該選手や違反理由に関するテロップを放送映像向けに提供し、視聴者の判定に対する理解促進に寄与するとしている。

プロフェッショナルサポートの展開

世界中から集まる同大会に参加するフォトグラファー向けのカメラサービスブースをメディアセンター内に設置する。約150台のカメラボディと約600本のレンズを用意し、ソニーのクリエイターサポートチームやエンジニアなどから構成されるスタッフがコンテンツ制作や円滑な報道活動をサポートする。

また、現場での対話を通じてフォトグラファーから直接製品やサービスに対するフィードバックを聞き、将来の商品開発に生かすとしている。

社会貢献活動

ソニー元CEOの平井一夫氏が代表理事を務める子ども支援団体である一般社団法人 プロジェクト希望と連携し、子どもたちとその保護者を会場に招待する。この活動では、競技観戦やソニーのブース見学、競技トラックを使用したイベントの参加に加え、プロフォトグラファーの講師によるαシリーズのカメラを使った撮影体験を予定している。

東京 2025 世界陸上 特別展および現地体験ブースの設置

9月5日から22日まで、ソニーストア 銀座で「WORLD ATHLETICS MOMENTS 目に映る世界の先へ」をテーマとする特別展を開催する。東京 2025 世界陸上競技選手権大会の写真を開幕以降順次展示するほか、ホークアイの審判判定支援サービスで培った技術を応用したモーショントラッキング体験も楽しめる。

また、会期中、国立競技場のBゲート前において、来場者がαシリーズや最新のEマウントレンズを体験できるブースを設置する。