ブラックマジックデザインは、DaVinci Resolve 20.2.1アップデートを発表した。同社ウェブサイトから無償でダウンロード可能。
今回のアップデートでは「属性をペースト」ダイアログが改善され、複数のクリップで操作を実行してもユーザーの選択が維持されるようになった。これにより、リタイムやスケーリングなど、特定の設定を共通の選択で適用できるので、他の属性を上書きするリスクなしで、設定を複数のクリップにすばやく反映できる。
編集作業もさらに一貫性を増した。リップル操作では同期ロックの状態が尊重され、トリムおよび拡張編集はJカット/Lカットの1秒基準に合わせて更新されたので、クリップ調整時の一貫性が向上した。また、イン点とアウト点を使用したタイムラインからの挿入編集では、ソースからタイムラインへのトラックマッピングが正しく反映されるようになったため、手動調整の必要性が減り、効率が上がるとしている。
さらに、USDマテリアル置き換えとフィルムルック・クリエイターのアニメーション性能も改善され、アップストリームソースのツールで行ったアニメーションの変更に正しく反応するようになった。また、一部のApple ProRes RAWおよびソニーARWファイルで生じていたデコードの問題も修正された。