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テレビ北海道(以下:TVh、札幌市)は日経ラジオ社(ラジオNIKKEI、東京・港区)から短波ラジオ放送の監視業務を受託し、2025年10月1日から運用を始めた。TVhが開発したリモート統合監視システム「VMO(バーチャルマスターオペレーター)」を使い、札幌市のTVh監視ルームから、東京都内のラジオNIKKEIのマスター(主調整室)をリモートで監視・制御する。

VMOの受注はエフエム北海道(AIR-G・札幌市)、12月稼働予定のトヨタ自動車北海道(苫小牧市)に次ぐ3件目で、道外の企業からは初。

VMOはテレビ局のマスター業務を効率化するためTVhが独自に開発したシステムで、同社は今後も機能向上への開発を続け、放送業界をはじめ様々な業種の現場の効率化に貢献していくとしている。

バーチャルマスターオペレーター(VMO)とは

放送局のマスター(主調整室)業務をはじめ、ビル・工場・インフラ設備などの監視業務をリモート運用できるシステム。パソコン画面に各種監視ルームを忠実に再現し、実際の監視室にいるのと同様にリモートで監視・制御ができる。既存設備を改修せずに低コストかつ迅速に導入でき、監視制御サーバーを設置することで複数拠点を同時に統合監視できる。