ライカは、「ライカI」誕生100周年記念イベントの東京開催を記念して、M型カメラの特別限定モデル「ライカM11 100 Years of Leica "TOKYO JAPAN"」を発売した。イベントが開催される国と都市の名前が刻印された希少性が高いこの特別限定モデルは、販売地は日本のみ、販売数は限定100台となる。
いまから100年前にライプツィヒ春季見本市で発表された「ライカI」は写真の世界に革命をもたらした。ライカ初の量産35mmカメラである「ライカI」は、その小型のボディと高い汎用性によって写真の新たな可能性を次々と切り拓いていったのだ。以来、ライカの35mmカメラは現在にいたるまで、撮影者の制作意図に忠実に応えるパートナーとして、いつの時代も数多くの表現者やストーリーテラーに愛用されてきた。
その「ライカI」誕生100年周年にあたる今年、ライカは「100 years of Leica: Witness to a century (1925-2025) | ライカの100年:世界を目撃し続けた1世紀」と銘打って、世界の主要6カ国で記念イベントを含むセレブレーションを展開し、この節目の年を祝ってきた。そして、ドバイ、ミラノ、ニューヨーク、ウェッツラー、上海に続きこのたび2025年10月18日(土)~10月26日(日)の期間、東京・青山のスパイラルガーデンにて「ライカの100年:世界を目撃し続けた1世紀」展を開催する。
ライカM11 100 Years of Leica "TOKYO JAPAN"は、それを祝して発売されることとなった。
ライカM11 100 Years of Leica "TOKYO JAPAN"はコレクターズアイテムにふさわしいユニークな特徴を備えている。トップカバーにはクラシックな「Leica」の文字とともに「TOKYO JAPAN」の文字が特別に刻印されている。ベースとなる「ライカM11」に特別限定モデルならではのデザイン要素が取り入れられている。
ボディの仕上げには、クラシックなM型カメラのカラーリングから着想を得て、光沢感のあるグロッシーなブラックペイント仕上げが施されている。この仕上げは、使い込むほどに部分的に摩耗して材質が表情を覗かせ、一台一台異なるストーリーが感じられる独特の風合いが備わっていくという。
シャッターボタンやメインスイッチなどの操作部はシルバークローム仕上げとなっており、ブラックとシルバーの組み合わせが生む美しい調和もこの特別限定モデルの魅力のひとつとなっている。また、シャッターボタン、メインスイッチ、ISO感度ダイヤル、シャッタースピードダイヤルには、精巧な網目模様のクロスローレット加工が施されている。
レザー外装に施されたスタイリッシュなブラックのカウハイドレザー独特の質感は、初期のM型カメラに採用されていたことで知られるヴァルカナイトを彷彿させるエレガントな佇まいである。
その他、「ライカI」誕生100周年記念を示す「100」のロゴが入ったブラッククローム仕上げのホットシューカバー、本体正面には「Leica」の赤いロゴの代わりにブラックのマイナスねじ、「001/100」から「100/100」までのシリアルナンバー、同梱の製品証明書など、ユニークな特別限定モデルであることを印象づける要素が随所にちりばめられている。