InterBEE2025

キヤノン、リモート会議ソリューション「AMLOS」をコンポーネント形式で提供開始。1台のカメラから複数視点を生成

2025.11.07

1台のカメラから複数映像を生成

キヤノンマーケティングジャパン株式会社（以下：キヤノンMJ）は、カメラ1台で会議・講義の参加者に複数視点を提供できるリモート会議ソリューション「AMLOS」の主要機能を、2026年1月よりソフトウェアコンポーネント形式で販売開始する。

同サービスは、2025年11月19日（水）より幕張メッセで開催される「Inter BEE 2025」のキヤノンブースにて展示する。

「AMLOS（Activate My Line of Sight）」は、キヤノンUSAが開発した、職場や教室などに設置されたカメラ1台で会議・講義の参加者に複数の視点を提供できるリモート会議ソリューションである。会議・講義で共有される様々なソース（映像・資料・画像）を視聴者側が任意に選択・視聴でき、一方的な映像配信と比べてより有機的で柔軟な会議・講義を実現する。

2026年1月より販売開始するのは、AMLOSの3つの主要機能だという。具体的には、複数の映像ソースを集約し配信するためのサーバー機能、視聴者による自由な視点選択ができるユーザーインターフェース（UI）機能、そして1台のカメラ映像から複数の画面を生成し、歪み補正や透過処理によって視認性を高める映像処理機能である。

これらの機能は、システムインテグレーター向けにソフトウェアコンポーネント形式で提供し、顧客企業の用途や環境に応じて柔軟に組み合わせることで、最適なリモート会議配信システムの構築を支援するとしている。

提供するコンポーネントの概要

AMLOS Hub（サーバー機能）：複数のソースを集約・配信

会議・講義で共有される様々なソース（カメラ映像・投影資料・画像等）を集約し、配信を行うサーバー機能である。会議室・教室など小規模スケールでの映像配信に加えて、大規模講堂・ホールなど大人数の視聴者への配信にも対応し、講義・イベントにおいて視聴者へ複数視点を提供する。オンプレミス環境での提供である。

AMLOS Edge（UI機能）：複数視点の選択を可能にするUI

視聴者が複数視点を自由に選択視聴できるユーザーインターフェース機能である。視聴者は、カメラ映像、ホワイトボード、画面共有、注目してほしい視点など、配信されている複数の映像から最大4画面表示し、ドラッグ&ドロップの直感的な操作で自由に視点を切り替えられる。さらにシステムインテグレーター側でも顧客企業の用途に合わせた自由な画面設計が可能である。